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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第1話 異世界から来た決闘者(デュエリスト)
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うだった?」
「勿論勝ったよ」
俺は笑顔でそう返した。
「如何する? これから」
直哉が困ったように訊ねてきた。
「如何するって、十代のデュエル見るんじゃないのか?」
俺たちはあの女に強制的にこの世界に送り込まれたが、あの女はこの世界で好きな事をして時間を潰せと言っていた。
あの女の言葉に従うようで癪だが、来たからには楽しませてもらうとする。
直哉も同じ意見の様だしな。
「いや、其れはそうなんだけど、十代まで結構時間あるぜ?」
直哉にそう言われて改めて思い出した。
この世界は原作とは少し変わっていて、実技試験は筆記試験の成績で順番が振り分けられ、1番から110番まで順に実技試験を6つのフィールドで同時に行っている。
番号が原作通りなら、十代は110番のはず。
今は6番までの受験生が終わり、まだ100までは相当時間がある。
「そっか、ならどうする?」
俺は携帯のディスプレイに視線を落とし時間を確認して直哉に訊ね返した。
試験開始は10時。
そして現在は10時40分となっていた。
「いや、俺が聞いてるんだけど」
訊ね返された直哉は呆れた表情でそう言った。
それもそうだな。
さてどうしたものか。
時間をどうやって潰そうかと悩んでいると、俺たちの耳に歓声たちの驚愕したような声が飛び込んできた。
「なんだ?」
不図気になった俺は、その声の主たちが見つめるフィールドに視線を向けた。
すると、俺の視界と耳に驚愕の光景が飛び込んできた。
「レベル2のスピード・ウォリアーに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!! 集いし星が新たなる力を呼び起こす 光さす道となれ!! シンクロ召喚! いでよ、ジャンク・ウォリアー!!」
光に包まれ、宙を舞う5つの星が並び、フィールドを輝きが包み込み、光を振り払いそのフィールドに青紫色の装甲を纏った紅眼の戦士が勇ましく登場した。
「「!?」」
シンクロの叫びに直哉も慌てて俺が見つめるフィールドに視線を向けた。
視線の先には、1人の女の子が試験官とデュエルしているのが目に飛び込んできた。
背中まで伸びた桃色の髪。
それだけが俺の脳裏に焼きついた。
俺たち意外にシンクロを知っていて、なおかつそれを使用する人が居る。
「雪鷹・・・・」
隣で直哉が俺の名を呟いた。
それだけで俺は直哉の言いたい事が理解できた。
「嗚呼、わかってる」
彼女とは、一度コンタクトをとったほうがいいな。
これから先、学園に居れば否が応でも対面するはず。
その時に・・・・。
そう俺たちは心の中で決め、その女の子の姿を目に焼き付け、
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