第26話 図書館島事件
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
携帯電話で連絡を取る。
「夜分すいません、サギ・スプリングフィールドです。はい、実は少々問題が起きまして………」
ちなみに電話相手は学年主任の新田先生。
わかっている事実を淡々と落ち着いて全て伝える。
「「はぁ〜〜〜」」
2人してため息しか出ない。
「(暁、ちょっといいか)」
そんな時、千雨から念話が届く。
「(桜咲だが………。絶賛戦闘中だ。木乃香の護衛はしてないぞ)」
どうやら、詠春殿から送られた護衛は麻帆良の警備をしているらしい。
「「「(相変わらず、使えねぇ)」」」
リニスも併せて3人の思いが一致した瞬間だった。
念話を受けている間も新田先生と話しは進み、学園長に連絡して指示を請うことになった。
なんにしろオレの役目は、2−Aの生徒達がこれ以上バカなことをしないように寮内で目を光らせておくことになった。
一応ネギ達についてはこちらの判断で話して良いことになったが、とにかく学園長と新田先生が動くので、軽挙妄動して2−Aの生徒が勝手に動かないようにしてくれとのことだった。
会話の内容を漏れ聞いていたのか、早乙女と宮崎は顔を青くしていたが、自業自得の所もあるので、図書館島に行っていない中で、2−A内で発言力のある雪広と那波を呼びに行ってもらい、その他の2−Aの生徒を寮の談話室に集めてもらった。
雪広と那波を先に呼んだのは詳しい事情を先に話し、混乱が広がらないようにするためだ。
とりわけ雪広が暴走すると2−A全体が便乗してカオスになる危険があるので、先に説明することにした。
予想通り、雪広は暴走しそうになった。
ネギが図書館島最奥で「行方不明」と聞いたときは気を失ったが、起きると同時に図書館島に探索に出ようとしたのだ。
那波がストッパーとなって止めてくれたので事無きを得たが、やはり別個に伝えて良かった。
その後、談話室で2−Aクラス全員に説明したが、助けに行きたいとかほざいてたので、ネギの課題を伝えてやって、ネギが戻って来た時に課題が受かるようにがんばって欲しいとそれらしいことを言って締めた。
別にネギがどうなろうがかまわないけど。
まぁ、あれだ。ネギはどうでも良いけど木乃香を始め他の生徒が心配だからね。
分身を残し、リニスと2人図書館島に入って行った。
千雨に新田先生の所へサーチャーを飛ばしてもらったら、新田先生から学園長の所に連絡が取れてない。
恐らく、ネギ達の相手をするのに夢中で一般教師からの連絡を絶っているんだろう。
とりあえず、新田先生は状況把握のため図書館島で図書館島探検部の顧問や大学部の幹部部員らを集め対策会議をしているらしい。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ