第26話 図書館島事件
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ぼそっとつぶやいたら、先生方の目がこっちを向いてた。
真剣に教師の道を歩んでいる人ほど、どうにかしないとと思ってしまうんだろう。
結局2−Aについては、継続審議の議題となってしまった。
☆ ★ ☆
夜、日課の修練も終え、明日の授業の準備も終わり、まったりしていると、2−Aの早乙女と宮崎がノックもせずに扉を開けて入って来た。
「「大変なんですー」」
と2人してわめいて入って来たのを落ち着かせて事情を聞くと、またネギがやらかしたらしい。正確にはやらかしたというか生徒を止めれず、場に流されたらしいが。
事情はこうだ。
2−Aの毎回最下位という成績のひどさに怒った先生方が2−Aの解散を審議してるらしい。
とりわけ、成績の特に悪かった人は留年、または小学生からやり直しらしい。
図書館島の最深部に読めば頭が良くなる「魔法の本」があるらしい。
らしいらしいの噂から、図書館島へ「魔法の本」を探しに行ったとのこと。
「はぁーっ。お前らちゃんと勉強しろよぉ」
あきれはててものも言えん。言ってるけど。思わず愚痴るようにつぶやいてしまった。
「「ごめんなさーい」」
で、さらに詳しく聞くと「夜の活動時間外」に「図書館探検部しか知らない秘密の入口」から「中等部が入って良い地下3階より下」へ「内緒で部室から持ってきた地図」を参考に地下11階の地下道を進んだ先にある目的の本を「無断で借用」するために進んで行ったら、目的地から連絡が急に取れなくなってしまったとのこと。
木乃香がいるはずだから念話を飛ばしてみるが、反応がない。まぁ図書館島だから変な結界かなんかで阻まれてるのかも知れん。確か原作でも誰も怪我しなかったし、木乃香の今の実力なら余程のことでもない限り無事だとは思うが。一応木乃香には身の危険を感じたらどんな状況でも、能力を使って良いと許可はしてある。
「そういやぁ、桜咲は?」
「桜咲さん?」
「あぁ、ぶっちゃけ彼女も成績アレだろ」
「あはは。桜咲さんも行く前に訪ねたんだけど龍宮さん共々部屋にいなかったのよ」
「へぇ」
桜咲が木乃香を護衛してるなら、一応より安心できるんだが。
リニスと千雨(ちゃんと勉強していたらしい)に念話を飛ばし、一応学園外周部の警備をしていないかサーチャーで桜咲を探してもらう。
とりあえず、2人を落ち着かせるが、何をするということもできない。
まぁ2人もオレになんとかして欲しいとは思っていないだろう。とにかく自分以外に伝えたかったんだろう。
というわけで、ここは年長者に丸投げである。
ピッ、ポッ、パッ。
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