第26話 図書館島事件
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の間に割って入る。
事情は源先生から聞いているのか、「まあまあ、新田君」から始まり、「子供のしたことだから」「正式な教師への課題を受けてがんばろうとしたんじゃろ」などと必死にネギを庇っているが、新田先生は受け付けないし、周りの一般の女性の先生も許そうとせず、口を挟んで行く。泥縄である。
結局学園長が粘り勝ったというか、新田先生があきれ果てたのか、ネギの馘首は無くなり、学園長及び指導教員の源先生の減棒6ヶ月(ネギは教育実習生で給料が支給されていない)に落ち着いた。
なお、ネギは罰として魔法を1週間使えないよう封印された。
ネギへの課題は「2−Aのクラス成績を最下位から脱出させること」らしいが、今の状況下で課題をクリアしたとしても、正式な先生に採用できるんだろうか?
普通に反対意見続出すると思うんだが。
ていうか、よくそんな課題受けたなぁ。
1ヶ月するかしないかの担任が受け持つ責任じゃないと思うんだが………。なんで、課題の変更を申し出ないんだろう。不思議でしょうがない。
まぁ、ネギか成功したらしたで、高畑先生と源先生の無能さ加減が際立ってしまうんだが大丈夫なんだろうか?
相も変わらずネギは出席しない夕方の職員会議。
ぶっちゃけ、ネギが朝夕多いと日に2回ある職員会議に出ないことは、麻帆良大結界の効果で「当たり前」となっているので、誰も気にしていない。
今回の会議の臨時の議題は「来年度クラス変更をするかどうか」だ。さすがにもうどうにもならんと皆が考えているのか、要は「2−Aを分解した方が良くないか?」ということだ。集まりすぎてる濃すぎる面々をバラバラのクラスに振り分けて対応すべきではないか、ということだ。
学園長が2−Aの生徒からネギの従者(ミニステル・マギ)を見繕おうとしてるなら涙目の展開だ。しかもその原因がネギのせいとか、本当に泣いてるんじゃないか?
どの先生も思うところがあるのか活発に意見を交わし合っている。
一応オレの思うところとして、「2−Aを閉鎖し、相坂を抜いた30人を23クラスに1人または2人ずつ振り分ける。その際成績優秀者7名(超、葉加瀬、雪広、宮崎、朝倉、近衛、那波)と成績非優秀者7名(古、長瀬、神楽坂、佐々木、綾瀬、桜咲、ザジ)をペアで振り分ければそこそこ平等に振り分けれるんじゃないか?」と意見を出したら、皆真剣に検討し始めたのが印象的だった。
担任が年の三分の一は出張でおらず、副担任は優しさと甘さをはき違えてクラスを指導できない。期待? した担任見習いはセクハラで先生にして良いのか疑問。
これって既にもう学級崩壊してるんじゃね?
高等部の先生達も今のまま2−Aの生徒がエスカレーター式に上がってきたら困るだろうに。
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