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俺様はフリードリヒ大帝
第一話「皇帝万歳!! 新皇帝フリードリヒ4世」
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っ白になったが何とか言葉を絞り出した。

「恐れながら陛下。小官は陛下の臣下でございます。」

「ブラウンシュバイクを裏切ることになってもか?卿は中々の忠義者と聞く。ブラウンシュバイクを裏切り予のスパイとなれるか。」

「小官は陛下の臣下でございます。ご命令とあらば」

「帝国は滅びへの道をたどっている。門閥貴族は肥大化し私利私欲のために権力をもてあそぶようになった。開祖ルドルフ大帝も悲しんでおられよう。予はこの国を変える。卿も予と共にこい。」


緊張と恐怖のあまり私はそれだけしか言えなかったが私の答えを聞いた陛下はそれまでの恐ろしい形相を一転させて笑顔になられた。これがフリードリヒ4世陛下か!!。お仕えのしがいがありそうだ。

 その後私はグリンメルスハウゼン子爵の手の者に自宅に連れていってもらった。その夜は興奮で眠れなかった。今まで信じて仕えてきたブラウンシュバイク公爵を裏切ることになるがこの帝国を変えようとされる陛下の麾下に迎えて下さったことに興奮している。陛下のご命令は侍従武官の推薦を私にさせる事だった。門閥貴族の有能な人材が皇帝侍従武官になるのは困るこいうことらしい。防諜と情報収集が目的か。

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