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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
駆け引き
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いするわ!!」

鈴は無意識のうちに料理を完食してしまい、一夏の後に続いて料理の山へと歩いていく。

「うわぁ!!なにこれ料理の山は!?ねぇねぇこの刺身は一体何の奴なの!?」
「そいつはIGOで品種改良されたマグロだな、試しに使ってくれって言われたから使ってみた」
「おいひ〜!!」
「ついでにこっちは俺が提案した栽培法で作った米を使った炒飯な」
「あ〜んこれもいいわ〜!!」

鈴は一夏とともに食堂を巡って一夏が作った料理に舌鼓を打っていた。どの料理も美味で鈴は幸せいっぱいで終始笑顔だった。そして一夏とともにあるスパゲッティを取った所で

「辛っ!?」

鈴はとても食欲を誘う刺激的なにおいがするスパゲッティを一夏の分と自分の分を確保して料理を一口含んだ途端、悲鳴を上げた。そのスパゲッティは辛さが持ち味なのだ、ニンニクや唐辛子、山椒に様々なスパイス、そして4種類の特殊な食材を使っていた。爪先までまっかになる鷹の蹄、赤鬼のように真っ赤になるアカオニンニク、口からマグマが出るとまで言われるほど辛いボルケーノパスタ、そして全身が赤く輝くとまで言われている炎の妖精の涙。これらの食材を用いて作ったパスタ、激辛ぺぺロンチーノ、通称『ヴォルカニックパスタ』。

「ああやっぱり辛すぎたか、辛いなら残しても良いんだぞ?後で俺がキッチリ処分(くう)から」
「そ、それには及ばないわ・・・!私は出された食事は全部食べるようにしてるのよ・・・!残すなんて私のプライドが・・・アア駄目〜!!かりゃぁぁあああああい!!!!」

一夏は辛さに百面相をする鈴を見ながら平然とヴォルカニックパスタを口に含む。全く辛そうにする事も無く食べ続ける。その光景に鈴の負けず嫌いにも火がついた。

『ま、負けてたまるもんですか!!』

っと意気込んで再びパスタに挑むが、「やっぱりかりゃぁぁああい!!!」っといって水に手を伸ばす。

「止めといたらどうだ?他の料理持ってきても良いし」
「確かに辛いわ・・・でもこの辛さにやみつきになっちゃうのよぉぉ・・・このスパゲッティが美味しいのが悪いのよぉぉお・・・」

そして全身を赤くしながらパスタを一気にすする鈴、顔が汗だくになりボタボタと大粒の汗が落ちながらもパスタを食べる手を休めない。そして遂に食べきったのだ

「美味しい!食べれば食べるほどに食欲が増進されていって・・・この味に目覚めたわぁああ!!!!」

そして鈴は再びヴォルカニックパスタを取ってこようとするが、大人気らしく既に無くなっているのを見ると悲しそうに一夏をみる。明らかにもっと食べたいと要求している、をすくめて一夏竦めて

「解った解ったもっと作ってくるから泣くな」
「やったぁ!一夏大好き!」
「現金なこった・・・」
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