第87話 力になりたい!!
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・・・さっきから嫌な予感がするのよね・・・
ル「ねぇリョウ、もしマヤが危険な目に合ってたら・・・」
リョ「・・・・・」
リョウは何も言わないけど、心配しているのは表情だけで分かった。その時、
ファ「大丈夫。動物姫(アニマルプリンセス)は無事よ。」
上を見上げると、ガジルとリリーを蹴り1つで倒した女の人が残骸の上に立っていた。
リョ「おい!ファイヤー!さっきはよくもやってくれたなっ!!」
ファ「ファイヤーじゃなくてファイターよ!人の名前くらいちゃんと覚えなさいっ!!」
名前じゃなくて、コードネームだけどね・・・てゆうか、現れてそうそう説教するのね・・・
リョ「お前の名前なんかどうでもいい!俺は今めちゃくちゃ腹が立ってるんだっ!!仲間を散々傷つけて、マヤを攫って、マカロフさんまで・・・」
リョウの硬く握られた拳が怒りと悔しさで小刻みに震えている。
ファ「あんたたちのマスター、破滅の光線(ルーインビーム)を正面から直撃して、生きているだけでもすごいわよ。」
リョ「てめぇ〜・・・!!」
リョウの硬く握られた拳は今度は怒りと悲しみで小刻みに震えていた。リョウの怒りで大気が震えている・・・すごい魔力・・・リョウは腰から聖剣(エクスカリバー)を1本抜くと、刃先をファイターに向けて、
リョ「お前の相手はこの俺だっ!!ルーシィにはぜってぇ〜に指1本触れさせねぇっ!!!」
ル「リョウ・・・」
リョウの背中は、いつもよりたくましく見えた。
ファ「はいはい。若いっていいわね。」
ル「あなた何歳なのよっ!?」
ファ「それが分かんないのよね〜。」
ナツとガジルと一緒で、年齢不群って事かしら?見た目的には20歳ぐらいよね。
ファ「先攻は譲るわ。本気でかかってきなさい。」
リョ「舐めやがってっ!!」
リョウを挑発するなんて・・・!!するとリョウはもう1本聖剣を抜くと、ファイターに向かって一直線に駆け出した。
リョ「2剣流・・・天翔切ッ!!」
赤い光を放った聖剣をファイターに振りかざす。やっぱり、リョウも少し警戒してるんだ・・・いつもなら最初は聖剣1本で戦って、相手の強さを探るはずなのに、今回は最初から・・・
ファ「甘いわよ!」
リョ「!!!」
ル「そんな・・・」
リョウの攻撃を蹴り1つで防いじゃうなんて・・・
リョ「お前、ナツ以上に化け物なんじゃねぇか?」
ファ「なっ!!」
化け物は大げさすぎると思うけど・・・
ファ「冗談にも程があるわっ!!私はどこにでもいる極普通の女ですっ!!」
リョ「んじゃ訂正する。闇ギルドのどこにでもいる極普通の化け物女だ。」
ファ「あんた・・・私を挑発してる
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