第86話 一緒なんだよ・・・
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ユモ・・・?」
よく見ると、ユモの頬を何かが伝っていた。
ユ「・・・嫌だよね。」
グ&ソ「!?」
ユ「自分のせいで、他人や、大切な人が傷つくのを見ると、誰だって嫌だよね・・・」
ソ「・・・・・」
グ「ユモ・・・」
ユモは顔を上げると、
ユ「あなたたちは、今、自分の過去と同じ事をしているんだよ・・・!」
ソ「!!」
そう言うとユモは剣から手をゆっくり放した。ユモの赤い血が付いた剣が雪の積もっている地面に落ちる。ソードはその場に座り込み、地面に額と手を着くと、
ソ「参りました・・・」
俺たちに土下座して謝った。それを見たユモは、
ユ「そ、そんな!謝ってもらおうとしたわけじゃないのに!えぇっと・・・」
困った表情でソードを宥めていた。まぁ、何はともあれ、俺たちの勝利ってことだな。さてと、待機所に戻るか。
ソ「あ、あの・・・」
俺たちが待機所に戻ろうとしたところをソードが呼び止めた。
ソ「・・・ちょっと、頼み事、していい、かな?」
グ「頼み事?」
ユ「私たちに?」
するとソードはどこか悲しげな顔をして、
ソ「私たちを、マスタービームから、助けてほしいの。」
グ&ユ「えっ!?」
おいおいおいおいおいっ!!さっきと言ってる事が矛盾してるぞっ!!お前等はマスターを信頼してるんだよなっ!?
ソ「もちろん信頼はしてる。でも、私たち、時々操られるんだ・・・」
ユ「マスターに操られる?」
どうゆう意味だ?
ソ「詳しい事はすぐに分かるよ。」
よく分からねぇけど・・・
グ「まぁ、出来る限りの事ならやっておくぜ。」
ソ「ほんとっ!?」
ユ「うん。みんなにも伝えておくよ。」
ソ「ありがとう!!」
するとまたソードは額と手を地面に着いて、土下座した。ここは土下座じゃなくていいと思うけどな・・・
ユ「それじゃあね、ソード。」
ソ「ありがとう。ユモス・クオリナ!グレイ・フルバスター!」
あいつ、俺たちと戦ったら、キャラ変わったな。
ユ「操られている・・・どうゆう意味なんだろ?」
グ「それと、すぐ分かるって事もよく分かんねぇな。」
それに、もしかすると・・・・・俺の勘が正しければ、この戦い、まだ終わらねぇ!!
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