第86話 一緒なんだよ・・・
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あるの?」
ソ「?」
グ「お前等のマスターが、不死鳥の欲望(フェニックスディザイア)を利用して、何を企んでいるか俺たちは知らねぇが、ここまでしてやりたい事なのかよ。」
ソードは、俺たちの言葉に下を向くと、
ソ「マスタービームは、私たちの命の恩人。」
グ&ユ「恩人?」
闇ギルドのマスターがか?
ソ「私とスパイダーは幼くして家族を亡くして、ウォーターとフェアリーは何らかの理由で街を追い出されて、ファイターは親に捨てられたんだ。」
グ&ユ「!!!」
ソ「途方に暮れた私たちを、マスタービームは救ってくれた。私たちは決意した。どんな事があろうと、マスタービームに従う事を!19年間、今までずっと従ってきた!」
19年間も・・・隣でユモが拳を硬く握った。
ユ「・・・一緒だよ。」
ソ「!?」
グ「マヤも一緒なんだよ。お前等と。」
ユ「マヤは4歳の頃に実の親に森の奥深くに捨てられたの。そこを鳳凰に拾われて育ててくれたんだよ。」
グ「お前等になら分かるだろっ!マヤの気持ちをっ!!マヤの辛い過去をっ!!」
ソードは小刻みに震えると、
ソ「・・・分かったとしても敵だっ!!」
どんだけマスターを信頼してるんだよ・・・
ソ「超・炎の剣!!(スーパーファイアソード)」
さっきよりも赤い光が増した剣を振りかざしてくる。俺とユモはかわす事が出来たが、
ソ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
グ「ぐおっ!!」
ユ「キャア!!」
ものすごいスピードで俺たちの背後に周ったソードの攻撃が直撃した。俺は右腕にものすごい痛みを感じ、見ると赤く腫れていた。火傷したみたいだ。
グ「熱っ!!」
ユ「ひ、皮膚が、焼けそう・・・」
ユモは左腕に火傷を負った。
ソ「マスターをバカにする人は、私がこの手で潰すっ!!」
おいおいおいおいおいっ!!さっきと態度が逆転してんじゃねぇかっ!?
ソ「超・雷の剣!!(スーパーサンダーソード)」
グ「ぐわぁぁぁぁぁ!!」
ユ「うあぁぁぁぁぁ!!」
今度は火傷で動けなく雷が直撃した。
ソ「これで止め。超・闇の剣!!!(スーパーダークソード)」
ユ「・・・闇・・・・・?」
げっ!!まずい!!ユモはハルトのせいで闇がトラウマになっているんだっ!!それを知らないソードは、
ソ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
どす黒い色をした光を纏った剣を振りかざしてきた。が、
ソ「え・・・?」
ユモに素手で止められた。ユモの手から血が流れる。ソードが剣を取ろうとするが、剣はユモの手に握られたままビクともしない。
ソ「ど、どうなって・・・」
グ「お、おい、
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