第38話『夏休み突入!!だが宿題が……』
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年は何故か校長先生が張り切って例年の倍ぐらいになっているだ
俺は悪くないぞ? 言いたい事があったら校長先生に言え」
みんなが口々に文句を言うけれど
先生は全て校長先生の仕業で俺は関係無いと言って目を逸らした
「と、とりあえず配るぞ」
そして先生は一番前の席の人達の机の上に
『ドスッ』と問題集を置いて後ろに配るように言った
手元に来た人から順に中を『パラパラ』と捲って溜息を吐いていた
「今日の1,2時間目の授業は自習だから
夏休みの間、楽をしたいなら少しでも進めておけよー」
先生はそう言って教室から出て行って
教室に残された生徒達は
『自習だぁ』と言い友達と喋っている人や
黙々と『夏休みの敵』に挑んでる人や
寝ている人や読書している人など様々だった
そしてボクの隣と後ろの魔法少女達は
「なのは……毎年こんなのやるの…?」
「今年は多すぎるの……」
「来年転入してきたら良かったなぁ〜」
宿題の多さに少しテンションが下がっていて
3人でお話しをしていたんだけど
「ツバサ何してるの?」
「宿題……」
「手の動きが見えないの……」
「頑張ってる……」
「あとどれぐらいで終わりそう?」
アリシアがどれぐらいで終わるか聞いてきたので
「30分ぐらい……」
のんびりやってるから『30分』と答えた
それを聞いた3人は
「「「…………」」」
驚いたような顔で見ていた……
ボクにしては遅いから驚いているのか
それとも普通に考えて早すぎるから驚いているのかはわからないから
固まっている3人に
「遅すぎる……?」
そう聞いてみると
「早すぎるの!!」
「30分で出来る量じゃないよ!?」
「ツバサあとでうつさせて?」
「姉さん駄目だよ?」
「フェイトのイジワル……」
「頑張って……」
そんな会話をしながらも
ボクの手は動き続けていて
1時間目の終了のチャイムが鳴る前に
「終わり……」
『夏休みの敵』をクリアした
そして先生が教室に戻って来て
「どうだ? みんな宿題は進んでいるか?
2時間目の自習でも出来るだけ進めとけよ」
それだけ言って教室から出て行こうとしていた
ボクは『夏休みの敵』も終わったしどうしようかと思っていたら
「せんせーツバサ宿題終わったらしいよー」
アリシアが先生にそう言った
すると先生とクラスメイト達は
驚きの表情を浮かべながら此方を見て
「不知火…本当に終わったのか?」
先生の言葉にボクは頷き
『夏休みの敵』を持って先生の所へ行き、渡した
受け取った先生はパラパラと『この量を40分程で……』とか呟
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