第38話 住みたきゃ働け! 働きたきゃ服を着ろ!
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な色気を更に増幅させる為のキーアイテムだよ」
「そんなステータス要らん!」
「お前等馬鹿だなぁ。読者受けとか考えろ。良いか、はちきれんばかりの魅惑のボディを持った女子がこれを来て【お帰りなさいませ、ご主人様】って言えば、間違いなく人気がうなぎのぼりじゃねぇか。其処を考えて俺は遭えてこれを押したんだよ」
銀時の言い分など分からないが、とりあえずシグナムとシャマルは自分がその格好をした時の姿を連想させる。
フリフリの丈の短いスカート。足には裾の長いストッキングを履き、胸元ばパックリと開いた薄手の服を身に纏い、御盆を片手に笑顔でご主人様の帰りを祝福する。その際に足を密着させ、胸元を強調させるのも忘れずに行うべし。
「無理だ、私にそんな高等技術を出来る筈がない」
「御免なさい。私にそんな事出来ないわ。ちょっと恥ずかしいから」
「んだよだらしねぇなぁ。お色気騎士の二人が揃ってそれでどうすんだよ」
どうやら銀時の中ではこの二人の存在は只のお色気的存在と思われているようだ。
まぁ、江戸では魔法の類が弱体化しているようだし仕方ないと言えば仕方ないのだが。
「ねぇねぇお父さん。こっち見てみてよ」
「あぁ? 何だなのは。お前がそれを着るのは十年早い……」
突如、銀時の思考が停止した。何故なら、目の前に居たのは筋骨隆々なこれまたある意味魅惑のボディを持つであろうザフィーラが、何故かメイド服を着ている姿であった。
しかも、丈が短すぎる為かその下に履いているスパッツが丸見えと言うこれまた嬉しくないサービス付きだったりする。
「どうかな? 結構良い線行ってると思うんだけど」
「すまんが、足回りがスースーして落ち着かないんだが」
どうやら本人は余り好ましくないようだ。そして、それを見せられている銀時と新八もまた、好ましくは思えなかった。
その証拠に、二人揃ってその場で盛大に嘔吐してしまったのだから。
***
結局、その後なのはとはやての選別により普通の服装の選びがなされた。
まずシグナムの服装は動きやすさを強調とした薄手の着物ではあるが、女性らしさを兼ね備えてか、綺麗な花の模様が描かれた着物を着る事となった。
シャマルのは完全に女性が着ている着物同然である。美しさの中にもちょっとした冒険心が掻き立てられるような感じのチョイスとなった。
ザフィーラの場合は多少ラフな感じとなっている。一枚の羽織りを羽織っておりサイズが若干大きい為か胸元がパックリと見えて少しセクシーに見える。下半身は動きやすさを考慮し袴ではなくズボンタイプで決めてみた。
そして、ヴィータはと言うと……
「何であたしだけこの格好なんだよ?」
何故か南蛮風の服装になっていた。
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