第二幕その二
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に」
窓の向こうから声が聴こえてきた。小鳥達の歌声だった。
「我々が今行おうとしている歌の祭典に誘われたのか」
「それは」
「そなたの心を私に打ち明けることができるようになったか」
「それはまだです」
俯いて叔父に答えるエリザベートであった。
「申し訳ないですが」
「ならよい」
ヘルマンは姪のそのことを許した。
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