第37話 願い事ってのは大概気がついたら叶っている
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と移り変わる。
「罪状追加だなぁこりゃ。殺人未遂、傷害罪、それに加えて幼女誘拐に婦女誘惑。これだけ罪状を並べりゃ確実に務所で半生を過ごすことは確実だなぁこりゃ」
「あ〜りゃりゃ、こりゃ今回でこの小説も終わりですねぃ。次回から【新撰組 風雲禄】が始まるかも知れやせんねぃ」
スラスラとメモ帳で罪状を書き続ける土方、その横でニヤリと笑みを浮かべて見る沖田。その笑みはとても嬉しそうだった。
「なぁなぁ銀ちゃん。この危ない目をしたあんちゃん達って一体誰?」
「あぁ、只の税金泥棒だよ」
はやての問いに銀時が簡潔に答える。その言い分に土方が睨んできたが銀時自身全く意に返さない。
本人その通りだと思っていたからだ。
「時に旦那。一体何でまたこんなトチ狂った事をしたんですかぃ?」
「大方酔っ払った勢いとかだろ? とにかくてめぇら全員連行だ。今すぐパトカーに乗れ」
「えぇ! ぼ、僕達もぉ!?」
「私やはやてちゃんは未成年だから関係ないよ!」
「保証人だ。其処に居るてめぇら纏めて屯所にしょっ引くぞ。総梧、もう一台車用意しろ! こいつらと其処に居る四人も纏めて屯所に連れてくぞ!」
「へぃへぃ」
土方の命を受け、沖田は無線を手に取る。その間、土方が銀時達の相手をする事となった。
「ちょ、ちょっと待て! 私達も一緒に来いと言うのか?」
「ったりめぇだろうが! お前等自分の格好を見ろ。昼間っからそんなハレンチな格好しやがって。てめぇら全員猥褻罪だ!」
「わ、猥褻罪って、私達のこれは一応普段着なんだけど……」
「頭が変態な奴等は大抵そう言うもんだよ。文句言ってる暇があんならとっとと車に乗れこの変態共!」
守護騎士達の言い訳など土方には全く以って意に返さずであった。
騎士達にとっての普段着も土方達にとってはハレンチな服装である事に他ならないようだ。
「おら立て、この腐れ天パー! 眼鏡とチャイナ、そんで其処の栗毛二人もだ!」
「どないする、なのはちゃん?」
「しょうがないか、この人に逆らうと後々面倒だから、此処は言う通りにしよ」
なのはがそう言う。まぁ、彼女がそう言うのならば問題ないなと、はやては納得するように首を縦に振る。
「あ、主! 本当にこんな奴等の下にいくのですか?」
「まぁ、別にええやん。このまま此処に居んのも退屈だし、折角だから乗っけてって貰おやないか!」
なんとも楽天的な主だ。守護騎士達の誰もがそう思った。そんなこんなで、万事屋ご一行とはやて、そして守護騎士達は揃って真選組屯所まで連行される羽目になったのであった。
その道中のパトカーの中といったら、終始騒がしいのなんのであった。
「おい、このニコチンマヨラー中毒! さっさとこの手錠外せゴラァ!」
「う
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