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駄目親父としっかり娘の珍道中
第37話 願い事ってのは大概気がついたら叶っている
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じゃ俺の【結野アナとラブラブイチャイチャになっちゃおうぜ、イエィ!】計画が成立しねぇじゃねぇか」

 不貞腐れながら呟く銀時。と言うかそんな下らない事に人の命を使おうとしているのだから尚更性質が悪い。
 だが、そんな銀時の願いを聞いた途端、回りから反感の声が上がった。

「銀ちゃん、それは違うネ! 私の【銀魂はもう終わり。これからは神楽魂の時代だコノヤロー】計画を実行すべきネ!」
「何言ってるんだよ神楽ちゃん。僕の【寺門通ちゃんの生ライブを特等席で拝むゼノギアスは面白かったよ〜ん】計画を実行するんじゃなかったんですかぁ?」

 神楽と新八の二人もどうやら自分の欲望と言う名の願いを叶えようとしていたようだ。しかも二人共しょぼい願いだったりする。

「え〜〜、私【不思議魔女っ子とと子ちゃん変身セット】が欲しいよぉ」
「私は【D〜Fカップ巨乳グラビア雑誌】が欲しいわぁ」

 なのはとはやてもまたそんな下らない願いを持っていたようだ。しかも二人の願いはわざわざ闇の書を使って叶えるような願いですらなかったりする。
 つまり、金さえ払えば手に入る代物をロストロギアで手に入れようとしているようだ。
 それぞれの願いごとを公開した後、五人は皆目元を暗くしてそれぞれ睨み合っている。
 正に一触即発な空気を放ちだしていた。本来ならさっさと止めて闇の書を奪回したい筈の守護騎士達でさえ、その雰囲気を放っている銀時達に近づくのがかなり困難になっていた。
 そんな銀時達を止めたのは、一台のパトカーであった。物凄いスピードでパトカーがこちらに接近してくる。
 あ、パトカーが銀時達に向かい突っ込んできた。

「ぎゃあああーーー!!」

 銀時の断末魔を筆頭に五人全員がパトカーに跳ねられて弧を描くようにジャンプし、そのまま地面へと叩きつけられる。
 幸いにも銀時が一番したに落下し、その上に新八、神楽、なのは、はやての順で落下した為に上に居た人間は大して傷を負わなかったのは幸いだったが。

「おいてめぇら! 白昼から堂々と何暴走行為に走ってんだぁゴラァ! 殺人未遂、傷害罪で現行犯逮捕もんだぞゴラァ!」
「土方さん、それを言ったらあんたも傷害罪と殺人未遂+道路交通法違反で即刻逮捕出来ますぜぃ」

 パトカーから降りてきたのはご存知土方と沖田の二人だった。
 二人共パトカーで轢き逃げをした事を一切反省する様子などなく、何時も通りの様子で倒れた銀時達の前に立っていた。

「て、てめぇ……新節始まって早々人を引き逃げたぁどう言うつもりだゴラァ!」
「てめぇこそ新節始まって早々大通りでこんな大立ち回りするたぁどう言う了見だぁゴラァ! その上……」

 土方の視線が銀時から移り変わる。それははやて、そしてそのすぐ脇に居た四人の守護騎士達へ
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