第2部
江戸日常編
第36話 新キャラと新展開は突然起こる
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起き上がった。フラフラとなりながらも二本の足で地面に立ったのだ。
「え? 嘘、何で!?」
「何言ってんだ。只立っただけじゃねぇか。何そんなにカルチャーショック受けてるんだよ」
「だって、だって私……ずっと車椅子生活してたんやで! それなのに、どうして立てるんや?」
「何?」
はやての言い分に銀時達もまた疑問を感じた。確かに妙な話だったのだ。今まで車椅子生活を余儀なくされていた人間がいきなり立てるようになるなんてそんなSFじみた話がある筈がない。
しかし、見た所はやての両足は別に大怪我をしたとかの類じゃなさそうだ。恐らく病の一種だったのだろう。その病が強制転移の影響か何かで緩和されてこうして歩けるようになった。
そう考えるのが妥当とも思えた。
「う……うぅ……」
そうこうしていると転移装置の中で伸びていた四人も目を覚まし始めた。どうやら水を掛けるまでもなかったようだ。
重なっていた四人が頭を振り、体を起こして行く。そうする事で、四人の全貌が明らかになった。
四人の内三人が女性、まぁ女性とは言うがその内一人は少女の類だったのだが。
そして残る一人は男性だった。見ればその男性の耳は犬の様に尖っており、腰の辺りからは青い色の尻尾が生えている。
何か、こんな類の人間を前に何所かで見た気がする。そんなデジャブを感じていると、四人がこちらを向く。
「い、いかん!」
突如、声をあげるなり四人は慌てて装置の中から飛び出てくる。かなり焦った様子を見せる一同。何をそんなに焦ってるのだろうか?
そう思っている一同の前で、四人は飛び出した後、その場に膝を折り跪きだしたのだ。
「え? 何、何これ?」
全く理解出来ない光景であった。突如四人がまるで【私は貴方の下僕です。どうぞ好きに使ってください】などと言わんばかりにこうして頭を下げて跪いているのだから。
銀時達は勿論、はやてもまた、この状況に戸惑いを感じ始めていた。
「えっと、その……貴方達は一体……」
「我等は、主を守る剣であり、盾に御座います」
新八の問いに一番先頭に立っていた女性は簡潔に述べる。ピンク色のポニーテールの髪型をした綺麗な顔立ちの女性だった。最も、顔を見たのは一瞬だったのだが、しかし体つきは何と言うか、青春真っ盛りな青少年には毒っ気の強い体つきと言える。
魅惑のボディと言えば想像がつくだろうが、多分それだ。
「いやいや、それじゃ分かんねぇって。もっと分かりやすく説明してくれよ」
「闇の書の起動により、我等は召還されました。以降は主の命令通りに、私達は行動致します」
今度は金髪の女性が答えた。体つきは最初のポニーテールに比べると若干控えめだが、それでも魅惑のボディには変わり無い。
「さ
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