第一話 魔法少女リリカル木乃香
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何故か知らないが、死んだらしい?ふわふわと体が浮いているのが判る。下を見ると、頭から血を流している私の姿見える。
どうやら神社の石段を掃除中に足を滑らして落ちた弾みに鳥居に頭をぶつけて、死んだのだろうか?
訳が判らず、体の周りをウロウロしたり、ザ・○ッチの真似で“幽体離脱”ってやってみたけど、元に戻れない。どうしようかと悩んでいたけど、突然凄まじい光が私の前に現れて私を包み込んでいった。
次の瞬間、私は真っ白な世界の中に佇んでいた。
其処へ突然神々しい光を放ちながら和服を着た妙齢な女性が現れた。
「妾は天照じゃ、我が力を色濃く引きし我が子孫よ、そちに新たな命を授けよう」
「はっ??」
「お主には、神域で長い間に蓄積された我が力の一部が変化し新たな力が生み出されつつあるのじゃ、このまま行けば今の体では耐えきれなくなる所であったのじゃ」
「えーと、本当の神様ですか?」
「無論じゃ、そこいらの偽物とは訳が違うぞよ。妾が引きこもれば、日は隠れ、人々は嘆き悲しむであろう」
「えっと、それって日食じゃ?」
「面白く無いの、最近の若者は、直ぐに科学科学と何でも理論武装しまくるのじゃから」
天照様が、唇をを突き出しながら話してくる。
何か死んだからか、段々冷静に考えられるようになって来たな。
「其処、冷静さは必要じゃ」
「心が読めるのですね」
「無論じゃ、我が血を引く以上は一心同体も同然じゃ」
「それにしても、天照様、新たな命って、生き返るのではなく、誕生と言う事ですか?」
よくぞ判ったという顔で、天照様が頷く。
「そうじゃ、先ほども言うたが、今の体ではお主の強大な霊力に耐えきれん。その為の転生じゃ」
「はっ?転生??」
「そうじゃ、この世界では、お主の力を発揮するところもないからの、平行世界へと送り込もうと思うてな」
うわー!この神様もテンプレかよ!!
「なんじゃ、テンプレなどではないぞ、お主の体を心配しての事じゃ。この世界では、生まれても間違えなく又、死ぬぞよ」
「何でですか?」
「さっきも言うたが、お主の霊力が強すぎるのじゃ」
「行く世界は、大丈夫なのですか?」
「うむ、普通に魔法や霊力が有る世界じゃ。其処ならばお主の体も安定しよう」
「けど、強大な霊力を赤ん坊の比から持っていたら、オーバーロードで頭や体が弾けたりしませんか?それに意識があると黒歴史が」
「成るほどの、やはりお主は優秀じゃな、それに気がつかぬ阿呆が多いのじゃが」
「はっ?それって、他にも生まれ変わりや転生が居るということですか?」
「そうではない、他の神のことを聞いておってな、それでじゃ」
なんか、慌ててる感じもするんだよな。
「まあ、細かいことを気にすると老けるぞよ。それより、お
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