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IS-最強の不良少女-
VS楯無
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もまぁその分じゃなんかあった事は明白だな」

「はい……」

 小さく答えるセシリアに響は軽く溜息をつくと響はセシリアの肩を手を置き告げた。

「言いたくないなら言わなくてもいいさってこれは前にも言ったな。……お前の気持ちの整理がついたら言ってくれて構わないぜ?別に言わなくてもいいしな」

「そんなことはしませんわ。気持ちの整理がついたらちゃんとご説明します」

「そーかい。お前の好きにしな」

 セシリアの答えに納得したのか響は軽く頷く。セシリア自身も先ほどまで浮かべていた固めな表情から少し柔らかい表情に戻った。

「ところで響さん?今日はお夕食をご一緒しませんか?」

「ああ。別にいいぜ、まぁ私はこれから用があるから少し遅くなるかもしれないけどいいか?」

「はい構いませんわ。それで御用というのは?」

 気になったのか小首をかしげるセシリアに響は軽めに答える。

「ちょっと織斑先生とかとお話だな」

 その答えにセシリアは一瞬何かを察したような顔をしたので響が訂正する。

「別に怒られるとかそういうんじゃねーよ」

「そ、そうですか。わかりました。ではまた後でご連絡をさせていただきますわ」

「おーう。また夕飯になー」

 そしてセシリアと響はそれぞれの目的の場所へ散っていった。



 第三アリーナのハンガーには既にISスーツに身を包んだ響を初めとし千冬と真耶がいた。

「さていよいよやってきたわけだが自身はどう鳴雨?」

 打鉄に乗り込む準備をしている響に千冬が不意に聞いた。この一週間放課後に特訓に付き合っていたので多少は気になるのだろう。

「まぁまぁですね。それなりにはがんばりますけど」

「そうか。しかし相手は更識だ。油断はするなよ」

「わーってますよ、んなことは。……聞きたいんですけどさっきの試合はセシリアが勝ったんですか?」

 打鉄に完全に乗り込んだ響が先ほどの試合のことを聞くと千冬は目を丸くした。

「驚いたな貴様があの二人の試合に興味を持つとは。……ああ確かに先ほどの試合ではオルコットが勝利をおさめた。あの馬鹿は自爆だ」

「へー。後でその映像見せてもらってもいいっすか?」

「ああ、構わんさ。山田先生一応先の戦闘の記録も流せるようにしておいてください」

「わかりましたー」

 真耶は端末を操作し先ほどの戦闘映像を呼び出しながらも打鉄の発進準備も整え始めた。

 ひとしきり準備を終えると真耶が心配そうな顔で聞いてきた。

「鳴雨さん本当に武装なしで大丈夫ですか?」

 そう結局響は最後まで武装を取り付けずにいたのだ。ISでの戦闘で武装がないなど丸裸も同然だ。なにせ応戦するための武器がないのはそうだが基本
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