暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜冥界を司る女神と平和の創り手〜
第6.5話 バイト 詩乃SIDE
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
最中に気付くべきだった。

この制服恥ずかしすぎる。

黒い制服の上からフリルの付いた可愛らしいエプロンを着用し、スカートは膝上10pで白いニーソックス。

どこのマニア受けする恰好よ!

「よし!早く、2人に見せに行こう!」

「え!ちょ、ちょっと待ってください!」

「早く早く!」

朱美さんは意外と力が強く抵抗できなかった。

「あなたー!ちょっといい!?この子凄い可愛いわよ!」

「ちょ、ちょっと待ってください!心の準備が!」

「いい加減に観念しなさい!」

朱美さん飯後ろから突き飛ばされ恥ずかしい恰好のまま秋人の前に出てしまった。

「詩乃、どうし……た……」

「秋人!?み、見ないで!」

思わず短いスカートの丈を何とかしようと引っ張るが意味がない。

ああ、恥ずかしい。

死にたい…………

「おお、似合ってるじゃないか」

「でしょでしょ!ほら、秋人君も何か言いなさい!」

「えっと………詩乃」

「う〜〜〜、何よ?」

恥ずかしさから涙が出てきた。

もう帰りたい。

こんな、恥ずかしい恰好を秋人に見せるなってもう嫌!

「その、えっと、よく似合ってるぞ」

秋人の言葉に思わず耳を疑った。

「…………ホント?」

「ああ、詩乃によく似合ってて、その………可愛い」

い、今なんて言った!?

「か、可愛い!?」

私が!

有り得ない、有り得ない。

これは、きっと夢よ!夢!夢に違いない!

そう思いたい。

けど、これは現実だ。

「…………う、あう〜」

恥ずかしくなり顔を下に俯く。

秋人の顔を直視できない。

「いや〜、若いってのはいいな」

「ホントよね〜」

エギルさんと朱美さんの声が聞こえる。

人の気も知らないで…………

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ