第百三十二話 越前攻めその七
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
になっている。袴も兜も脚絆も全て青だ、まさに織田家であった。
その中で細川にこう言ったのである。
「よいな」
「承知しております」
「では金ヶ崎に兵を集め一乗谷に向かう」
こう言ってそうしてだった、信長は金ヶ崎に兵を集めそこから一乗谷まで一気に進むつもりだった、越前での戦はすぐに終わらせるつもりだった。
だが近江で異変が起こっていた、久政が長政と家臣達にこう言ったのだ。
「すぐに兵を起こるぞ!」
「なっ、兵をですか!?」
「何故でしょうか」
「その兵で織田家を討つのじゃ」
こう言うのである。
「朝倉殿を攻める右大臣を征伐するのじゃ」
「あの、父上」
今の当主である長政は呆然としながらも何とか我を保ちつつ父に問うた、久政は彼等の前に仁王立ちになっている。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ