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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
金髪少女誘拐事件
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高町士郎の怪我を治して翌日。
俺は絶賛空腹に襲われていた。
昨日はスーパーが閉店しており、よくよく考えて見たら
「コンビニなら開いてんじゃね?」という思考に至ったのだが
深夜に歩く=補導されると言った回答にたどり着き、断念する他なかった。

そして今はAM6時。明るくなる頃に出立と言うわけだ。
しかし、思い返せば昨日は周辺探索中のなのは遭遇だったので中断してしまったのだった。
だからそのためーーーーー

「無い…どこだ、コンビニ………」

ーーーーー絶賛迷子になっていた。

「くう……腹減った……コンビニィ…ドコにあるんだよ…………」

家を出てから約一時間と少し。
いい加減見つからないことにイライラが湧き上がっていた。
『空を飛べば良いじゃん』と言いたいのは分かるが、
そんな事にも気がつかないほど追い詰められていることを察してほしい。





そんなこんなで更に一時間経過。
ふと前方に青の看板が。
牛乳瓶を模した懐かし身のある建物。

「ロー○ンだぁ!」

すぐさま駆け出そうとするがそうは問屋が卸さないようだ。

「やあ、アリサ!散歩か?一緒に行こうぜ?(ニコ)」

どうやら俺は災難にとことん巻き込まれるようだ。
見れば昨日の金髪君が同じ金髪の女の子にキモ笑いを浮かべて言い寄っている。
アリサと呼ばれた女の子は怒声を上げて怒っているようだ。

「………………………………よし、飯だ!」

助けを求めるような眼で俺を見てきたが、
見なかったことにしてロー○ンに元気よく入店!

「きゃあああ!?」

「何だテメェrぐはぁ!!」

ーーーーー出来なかった……。

再び見ると黒い車に無理やり連れ込まれる金髪の女の子。
金髪君は普通に気絶し倒れている。使えねぇ…。
お前転生者だろ?あっけなさすぎだろ…。

そう思っている間にも連れ去られる女の子。
車発進

ポツンと残る金髪君(ザコ)と俺。

周りには誰もいない←いまここ。

「…しゃぁない、行くか」

跳躍、屋根走って車を追う。
しばらく追っていくと車は廃工場でとまったようだった。

「ふむ、取りあえず………」

目をつむり、再度開く。
その目は先程までの黒ではなく、紫色に変化していた。

「さてさて、何人いるかな?
ひーふーみー………18か………『ぐぅぅぅ』腹減ったぁ…
こうなったのも全部こいつらが悪い………張り倒す!」

構成としては一階に12人。
二階に6人だ。
俺は扉の前にたち、勢いよく扉をぶっ飛ばした。

「どうもーお初にーってあれ?5人しか居ない?
あれ?残りは…………あぁ可哀想に……成仏しろよ」
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