DAO:ジ・アリス・レプリカ〜神々の饗宴〜
プロローグ〜オワリノハジマリ〜
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ジがかった瞳に涙が滲み始める。
やはりお別れの挨拶だったのだろうか。今まで清文の方からキスしてくれることは一度もなかったから、飛び上がりそうな気分になった。
だけど、こんなことになるなんて。だったらもっと早く、いろいろな想いを彼に伝えたかった。
「清文…清文ぃ……」
ついに涙がぽろぽろとこぼれ出す。
ひざを折って、コハクは泣き出してしまった。
「弱ったな……」
「あの野郎……どこに行きやがった……」
たった一人の少年が姿を消した。
それでも世界は回り続けていく。
今日も、一人欠けた日常が始まった。
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