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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
十九話:また、会いましょう
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野生に返ったらどうなるかわからないしね!
別れ際にむしり取るなんて無茶な展開にも、しなくて済むね!
「モモちゃんとお別れするのも、さみしいけど。モモちゃんはドーラのほうが好きみたいだし、村には他の子供がいないのよね?ドーラと、一緒にいてあげてね!」
「ニャア!」
おとなしくリボンを結ばれていたモモが、キリリとした表情でビアンカちゃんにお返事します。
……幼女と小動物に、心配されるとか……。
いいんですけどね、別に。
愛を、感じるよね、うん。
「ありがとうございます!だいじにしますね!」
例の宝玉は記念にはできないので、これを記念の品として、本当に大事にしますね!
「うん。私も、ドーラにもらったムチと盾と、ヘアバンド。大事にするからね!」
「はい!わたしも、おそろいのヘアバンド。だいじにしますね!」
ビアンカちゃんは、返してくれようとしたんですけどね。
折角なので、押し付けておきました!
きちんと手入れすれば、長く使えるものだからね!
ビアンカちゃんなら、十年もたせてくれそうだよね!
話の区切りがついたのを見て取って、パパンが声をかけてきます。
「ドーラ。名残惜しいだろうが、そろそろ行くか」
「はい!」
サンチョが待ってるし、ダンカンさんたちは宿のお仕事もあるからね。
あまり引っ張りすぎるのも、良くないね。
パパンの後に着いてモモを引き連れ、アルカパの宿を出発します。
「ドーラ!元気でね!また、会おうね!」
折角引っ込んでた涙をまた滲ませて、ビアンカちゃんが手を振ってます。
笑顔で、手を振り返します。
「ビアンカおねえさん!ないたら、キレイなのが、だいなしですよ!わらってください!」
ビアンカちゃんの顔が、泣き笑いのようになります。
「泣いてないわよ!ホントに、生意気ね!」
「ごめんなさい!ビアンカおねえさん、それじゃ、また!」
「うん、またね!」
たぶん、十年後に。
また、会いましょう!
昼間なのでしっかり起きている門番さんにも見送られ、アルカパの町を出ます。
町を出たところで、パパンが口を開きます。
「ドーラ。村までは、そう遠くも無いが。今日からは、少し戦ってみるか」
おお!
そういや、そんな話もしてましたね!
パパン監督の
下
(
もと
)
で戦闘の経験を積めるなら、それはありがたい限りですけれども!
「はい!おねがいします!」
頭で納得したからって、そう簡単にいくものかどうか。
あまり期待はし過ぎないようにしましょう!
スパパパン!といい音を立てて、魔物たちがスライスされてます。
太刀筋がいいか
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