暁 〜小説投稿サイト〜
武で語るがよい!
IF〜魔法少女メディカルシャマル
出会いは着信コール?
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に、絶望という割合が増す…
さらに無関係の子供を巻き込むはめになった事で、罪悪感もかなりのものだ。

「何だテメーは?」

ヴィータは威嚇するかのように睨み、出てきた少年を脅す。
相手の最新医療アイテムから出てきたものだ、油断はしない。

恐らく、ヴィータの判断は正しいだろう。
なにせこの人物は六式を極め、覇気が使える超人なのだから―――





俺は買い物に出かけた……そのはずだ。
夜の9時にこっそり家を飛び出し、近くのコンビニへアイスを買いに行った。
そして、目的のバニラアイスを購入して意気揚々と帰っていた……まさにその時だ。
携帯電話から着信音が聞こえ、それに出たら……何か、桃色の魔力みたいのに包まれ
気が付いた時には目の前の風景は一変していた。

何より俺が驚いたのはここに居る3人の人物についてだ。
シグナム、ヴィータ、ザフィーラ。ヴォルケンリッターの4騎士の内3騎士が居る
(何か、服装が騎士甲冑ではなく。ゴスロリやスーツ姿をしている事は一先ず置いておく)

「何だテメーは?」

……おかしい、俺は今高町さんとジュエル・シードの回収をしてるんだぞ?
ジュエル・シード事件の次にコイツ等が出てくる、ってのが原作の流れだろ?
なのにどうしてこんなに早くヴォルケンリッターが……。

「おい! 聞いてんのか!」

まさか、俺のせいとかじゃないよな?
イレギュラーの存在がここまで影響を与えるものなのか……いや、でも―――。

「無視してんじゃ……ねえぇ!!」

ふと、気が付けばヴィータが俺にハンマー振り下ろす姿が見える。

「……遅いな」

遅い……。
ハンマーの性質上仕方の無い事だが、口から自然とそう漏れる。
こんなもの、士郎さんの剣技の方が10倍速いわ。
俺はハンマーが振り下ろされる着弾点を予測し、その数センチ右へと移動する。

―――ドゴーン!
地面が陥没する音が辺りに響く。
土煙が立ち上り、辺りの視界を煙幕の如く奪いさってゆく。

「何!? 当たってねぇ!?」

手ごたえの無さにヴィータは焦る。
すぐさまハンマーを引き戻そうと腕に力を加える……だが、動かない!

「クッソ! どうしt―――」

獣厳(ジュゴン)

隙が出来たヴィータに、容赦のない攻撃が彼女の腹部を襲う。
ヴィータは10数メートルという距離を空中で浮遊し、数秒後に地面を転がる。
ゴロゴロと力なく転がった後、ヴィータは襲ってくる腹部の痛みに顔を歪ませ蹲る。

「い……て…ぇ……」

土煙がはれ、視界は冴え渡る。
その時シグナム達が見たのは、力なく蹲る仲間の姿だった。

「ヴィータァ!!」

シグナムは仲間の元へと駆け。

「貴様ァー!!」

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