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遊戯王GX−音速の機械戦士−
―デス・デュエル―
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も一緒に駆け寄って来て、マルタンの手を取って笑顔を見せた。

「良いデュエルだったよマルっち! ……だけど、マルっちのデッキって何なの?」

「……お父さんのカードを使って組んだデッキなんだ。だから、ちょっと弱いかもしれない」

 マルタンが少し言い辛そうにデッキの秘密を言ってくれて、俺はマルタンの不可思議なデッキ構成に納得がいった。しかし、《トイ・ソルジャー》や《トイ・エンペラー》はナポレオン教頭のカードだが……まさかな。

「じゃ、今から一緒にデッキ作らない? ほら、遊矢様も!」

「……様は止めろ」

 特に用事があった訳でもないので、マルタンのデッキ構築を手伝っても全く構わないので、手伝うことにしよう。……【機械戦士】の参考になるかもしれない。

 長年連れ添ってきた仲間のようなデッキ、【機械戦士】。コイツにも、新しいギミックを取り入れる必要があるのではないかと、最近俺はそう思っていた。

 【妖怪】にライトロードを取り入れた三沢のように、ネオスペーシアンが加わった十代のように。進化を続けるだろう彼らに対し、俺と【機械戦士】はこのままで勝てるのか……?

 答えが出るはずもないことを考えながら、マルタンのデッキ構築を手伝うため、二人とともにラー・イエロー寮へと入っていくのだった。


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