暁 〜小説投稿サイト〜
その答えを探すため(リリなの×デビサバ2)
第39話 What can I do for you?(1)
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いと態度で示した。

「別に、大したことじゃないから良いわよ。むしろユーノ君の言葉に乗っかるみたいで悪いんだけど、私達としても早めに今日の事は知っておきたかったしね」

「そう、ですか。…うん、そうですよね。ちゃんと、お話ししないと」

「えぇ、疲れてる所本当にごめんなさいね? もう他の皆はリビングに集まってると思うから、ちゃっちゃとすませて、早めに寝ちゃいましょう」

 忍の言葉に、分かりましたとなのはは答え、ユーノと共にリビングへと向かっていった。
その背を見ながら、忍は何度目になるか分からないため息をつく。

「最近の子はませてるっていうけど、あれはそんなもんじゃないわよねぇ……」

思い出されるのは、電話をかける前になのはとかわした言葉だ。

 

『今日は泊めてほしいって…。恭也達に迎えに来てもらえば、十分帰れる時間よ?』

 受話器を取り上げた忍が眉をしかめてそう尋ねた。しかし要望を言ったなのははそれには答えず、唇をぎゅと噛みしめるだけだ。慌ててユーノが訳を話した。

『だって、ジュンゴ君も、リリーさんもどうしてああなっちゃったか、訳を説明しないといけないと思うんです。本当に、今日は大変な事が起こったので』

『それはそうだけど、だったら余計に恭也達と一緒に話を聞くべきだと思うんだけど』

 忍の言葉に、ようやくなのはは答えた。

『……こんな顔、お父さんたちに見せたくないの』

 それは、喋るのも酷く疲れるといわんばかりの、無理矢理に絞り出した声だった。そこにいつもの周りを引っ張る、生気に溢れた様子は全く見受けられなかった。

『見せちゃったら、ただでさえ心配させちゃってるのに、もっと不安にさせちゃう。…だから今日は、家に帰りたくないんです』



「――あんな顔して、あんな事言われたら、黙って言うとおりにするしかないじゃないの、全く」

 はじめに肩、次に首とぐるぐると体をほぐすように回す。
 自称( ・ ・ )19歳の純吾はともかく、どうして自分の周りにはああも精神年齢の高い子どもが集まるのだろうか。嘘なんてすぐ見抜く分、そっちの方がフォロー難しいっていうのに。なのは達が去って行った廊下を恨めしそうに睨みながら忍はそう思うが、当然、その思いに答えてくれる人はいない。

「……まぁ、それでも子どものする事の手助けをするのが、大人の仕事なんでしょうね」

 これから話される今日起こった事について聞くための心構えと、高町の家にどうなのはのフォローを頼んだものか、その二つを考えながら、忍もリビングへ向かうのだった。





 忍がリビングの扉を開けた時には、もう館にいる殆どの人間が集まっていた。入口の一番近くに座っているすずかをはじめ、ここに集うだろ
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