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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic17非情なる真実〜5 of PentacleS〜
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†††Sideイリス†††
なのはとフェイトの決闘は、なのはの勝利で終わった。少し危なげだったけど、ちゃんと勝ってくれた。しかも集束砲なんて、いつ覚えたかも知れない魔法によって。何か隠れて魔法を組んでいるなぁって思ってたけど、まさか集束砲とはね。
モニターで観戦してたわたし達アースラスタッフや協力者のアリサ達はホッと安堵の息を吐く。だけど、なのはの勝利を祝う時間すらわたし達には無かった。ブリッジ内に警報が鳴り響く。
「なのは。雲行きが怪しい。すぐにフェイトを連れて帰艦して」
『う、うん。判った』
モニターに映るなのは達の上空。ものすごい勢いで雷雲が生まれて、渦を巻いて広がって行く。
「来たっ! 高次魔力を確認。魔力パターンは・・・プレシア・テスタロッサのモノと一致! 戦闘区域に次元跳躍攻撃・・・! 急いでなのはちゃんとフェイトちゃんを収容しないと!」
エイミィの切羽詰まった報告がブリッジに木霊する。と、なのは達の転送が始める。だけどそれよりも早く紫電が降り注ぎ始めた。なのは達を包囲、徐々に距離を縮めていく。転送完了が先か着弾が先か。モニターに映るなのは達を見ているしか出来ないことに歯噛み。あと数mでなのは達に直撃すると言うところで、なのはがフェイトに覆い被さるように身を屈めた。
――渦炎之煉圏――
直後、なのは達の頭上スレスレに炎の渦が発生した。そしてプレシアの雷撃が炎の渦に着弾。だけど撃ち抜けない。いくつもの雷撃が集中的に降り注いで、ようやく炎の渦を削った。
「なのはちゃんとフェイトちゃんの転送完了!」
でも遅かった。エイミィが嬉しそうにそう報告。ブリッジに改めて安堵の空気が満ちる。わたしも「よしっ!」2人の無事を喜んでアリサ達とハイタッチを交わす。そんな中、アルフはそわそわとわたし達の居るブリッジ高台のトランスポーターに目をやってる。
フェイトを迎えに行きたいんだろうけど、局員の同行がないと自由に動けない。そして今は第一戦闘配置中。クロノかリンディ艦長の許可無しじゃわたしもブリッジから出られないため、我慢してもらおう。
「エイミィ! 魔力発射地点は確認できて!?」
「あ、はいっ。空間座標を・・・確認しました!」
「転移座標を固定! いつでも出動できます!」
待っていた。プレシアの居る時の庭園の居場所を突き止める、この時を。次元空間に存在している時の庭園の正確な座標のことをアルフは知らなかった。だから必要だった。時の庭園の座標をわたし達に知らせるプレシアの次元跳躍魔法が。
「突入部隊はトランスポーターから出動! 任務は、プレシア・テスタロッサの身柄確保です!」
リンディ艦長が艦内放送で時の庭園に突入する武装隊にそう言い渡した。プレシア確保に動く武装隊が映し出
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