暁 〜小説投稿サイト〜
転生者が歩む新たな人生
第25話 ドッジボール騒動
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とも聞かずに現場だけ聞いて走って行く。

 その後、今日はいた高畑先生が詳しい事情を聞き、2人と共に現場に向かう。

 見た感じボールか何かをぶつけられたようで、保健室に連れて行く程でもないと判断したようだ。

 しばらくするとネギと高畑先生は戻って来て、学年主任の新田先生に報告をする。
 どうやら、隣の学校の高校生が中庭で遊んでいた佐々木らにちょっかいかけて追い払おうとしたらしい。高畑先生が上手く修めたようだ。
 なお、ネギは「詳しい事情も聞かず」「生徒をほっぽり出して」動くなと注意されていたが、あの表情(かお)は聞いてないな。
 大丈夫だろうか?





 生徒達が………。



 5時間目、2−Aの体育の担当教師が所用で授業に参加できず、ネギが授業の監視を頼まれる。

 勇んで屋上の運動場に向かって行くが、それを見ていた新田先生から「時間があるならサギ先生も行ってくれないか。ネギ先生だけだと心配だから」と最後は小声で頼まれる。

 ………。まったく信用されてないな。

 学年主任という上司からの命令に断ることもできず、とぼとぼと屋上に向かう。

 何故か授業が行われておらず、2−Aの生徒の一部と隣の高校の女生徒がいがみ合っている。

「長谷川、どうなっている?」

 我関せずと離れている幾人の生徒から近くにいた千雨に声をかけ事情を聞く。

「あぁ、なんかな」

 アホらしいことに授業のために屋上に来てみると高校生がバレーをやっており、占有権を主張してお互いヒートアップしているとのこと。
 先に来たネギは? と探すと高校生に捕まってどーしようもない。

「おーい。お前ら落ち着け」

 そう声をかけながら2つの集団の間に入って行く。

「「「「「サギ先生!」」」」」「「「「「サギ先生!誰、あの子?」」」」」

 驚きの声が上がる。前者は2−Aで、後者は高校生だ。

「話しは大体聞いた。ダブルブッキングだって? 自習のレクリエーションが授業計画の元抑えてある運動場とダブルブッキングするわけ無いだろうが」

「「「「「あっ!」」」」」

 あ、じゃねぇよ。そんくらい気付け。

「ですが、私たちが先に使って………」

 引くに引けないのかあくまでも高校生はここの使用を主張する。

 ………。なんでこんなアホなの? 隣の高校って名門女子校じゃなかったっけ?

「わかった、わかった。2−Aは着替えて教室で自習な。騒がなければ何やっても良いぞ。雪広と名波、悪いが監督を頼む」

「「わかりました」」「「「「「えぇぇぇぇっ?!」」」」」

「わかればよろしいのよ、わかれば」

「あーネギ先生は、この時間の使用許可の確認を。なお、おかしな点があっ
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