第二幕その四
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あった。他の騎士達も納得した顔で頷いている。だがタンホイザーだけは何故か今の歌にシニカルな笑みを浮かべていた。
そして。今立ち上がり彼に対して言うのであった。
「ヴォルフラムよ」
「タンホイザーか」
「まだ彼の番ではない筈だが」
人々は彼が立ち上がったのを見てひそひそと言い合う。しかしその間にもタンホイザーはヴォルフラムに不敵な笑みを浮かべて言うのであった。
「君は愛の姿を不当に歪めた」
「私の歌が違うというのか」
「そうだ」
自信に満ちた声で告げるのだった。
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