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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
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コラボ『剣製の魔法少女戦記&F/mg』第一話 魔法使いがやってきた!?後編
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は秘匿するモノというのは士郎からも聞いているのでしょう」
「ええ、もしかしたらとも思ったのですがやはり無理ですか、残念です」

 案の定というか、あっさりと断られた。

 教えてもらえるとは思ってなかったけどやっぱりね。

 でも気になるのが、『諸事情で士郎の親戚を名乗ってはいますが、事実は異なります』という言葉。

 つまり士郎君とシホさんが知り合いではあるが身内ではないということ

「シホさん、士郎君の身内か、親しい人達がどこにいるか御存じないですが」

 いるという答えを願いを込めながらそう問いかけた。

 士郎君は強い。
 戦闘技能だけではない。

 心も強く、真っ直ぐ進む強さを持っている。
 だけど一人なのだ。

 確かにフェイトやなのはさん、はやてさん達はいる。
 でもそれは士郎君が大切にしたいと思っている人達。
 本当の意味で士郎君の横にいる人はまだ居ない。

 士郎君の本当の実力で肩を並べて戦える力を持ち、士郎君を支え、迷った時に背中を押せる人。

 このままではいつか取り返しがつかない事になる不安がある。

 例えばフェイト達を守るために辿りつく先が破滅とわかっている道があったとして士郎君は進むだろう。

 その時、彼を止め、道を正しい方向に導いてあげる事が出来る人がいない。

「恐らく、二度と会う事は敵わないと思います」
「そうですか、シホさんはいつまでこちらに?」
「明確には決めていませんが、次の目処が立てばすぐに経ちます」
「……そうですか。せっかく知り合えたのに残念です」
「士郎がここにいる限りまた会う事もあるでしょう」

 シホさんが私を安心させつつもりもあるのだろう、笑みを浮かべる。

 その柔らかな笑みに不覚にもわずかに見とれていた。

「し、シホさん……あなたは笑顔になると誰もが振り向くことはないかしら?」
「え? あ、はい。よく言われます。
 別段特別な笑みを浮かべているわけでもないんですけど……」

 明後日な方を向いて、どこか誤魔化すように「あはは……」と頬を掻きながら笑うのであった。

 ゴホンッと咳払いをして話を帰る。

「話は変わりますが、シホさんはまだお若いのにこういう話し合いは慣れているのですね。
 士郎君もそうでしたが、魔術師というのはこういう交渉ごとには慣れているものなのですか?」
「まあ、それなりに慣れた人は多いと思います。
 魔術師は同じ魔術師同士であっても隙をみせませんから。
 仮に何か協力する場合でも自分の方が得をするように交渉するのは基本ですから」

 魔術師という人種というべきなのかしらね。
 やはり油断ならないわね。

「あぁ、それと少し気になっていたんですが、さっきから誰
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