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俺と現実とファンタジー
part22 首相 そして ”蛇”
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ろう。
…………まぁ、俺の答えはもう決まっているがな……

「もちろん―――


断るに決まってるわな」

「!」

真剣に悩んでいるところ悪いなシャグリーン。 結局のところ、俺は自分の身の方が可愛い。こいつらに関われば主人公組と関わることが多くなり、俺の能力の弱点が知られ、最悪の場合殺されてしまうかもしれない。 ……俺は主人公気質じゃないし、特別お人好しでもなければ熱血でもない。他人より自分が大切な人間だ……。
俺にはずば抜けた運動神経もあり、シャグリーンが教えてくれた驚異的な反射神経もある。だからといって、厄介事に関わらなくちゃいけないなんて決まりはない。……我ながら最低だな、俺。

「それに、俺達はできる限りの範囲だが『禍の団』を止めようと思っている。協力はできねぇよ」

その時無表情だった変態娘が、僅かに表情を変えた気がした

「つまり、我の邪魔をする?」
「まあ、平たく言えばそうなる―――むごっ!」

シャグリーンに口を抑えられた! 何しやがるっての!

「馬鹿者! 少しは空気をy――」

シャグリーンが言いかけた瞬間、変態から黒いオーラが吹き出した!

「お前たち、我の邪魔をする。我の敵……!」

……なんか、選択間違ったか……!?


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