第二話 奪われた磁光真空剣!!
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ェ!!」
「げえ!!よりにもよって磁光真空剣に取り付くなんて!!」
アカンベェが刀を振るうと斬撃があかねを襲った。
「ひゅああああああ!!」
咄嗟に避けるあかねだが毛先が数ミリ待っている。
「さ・・・流石、磁光真空剣を基にしただけあるわ・・・て!泣きごと言ってる場合やない!」
襲い掛かってくる刀アカンベェの攻撃を回避し拳と蹴りを入れるがあまり効果がない。
「行くだわさ!そのまま髪ちょん切って丸坊主にしてやれだわさ!!」
「いい!そんなんごめんや!!」
丸坊主になった自分を想像したサニーは刀アカンベェから逃げ回る。
逃げるサニーを追いかけるアカンベェ。
するとサニーは懐を探り何かを取り出し地面に巻いた。
『アカンベェ!!』
踏んでしまったアカンベェは足の激痛に涙を流している。
「な!なんだわさ!!」
「へっへ〜ん!今日はいつもと違うで〜闘破の部屋から持ってきたマキビシ撒いたんや〜」
闘破の部屋から忍者道具一式を拝借してきたらしいサニー。
『アカンベェ〜』
足の裏を吹いているアカンベェは逆鱗に触れたのか余計に俊敏な動きでサニーを追いかけた。
「うわ!せえの!!」
アカンベェの一撃を跳躍してかわしたサニーは懐から鉤縄を取り出しアカンベェに投げつけた。
『アカ?』
「うおりゃあああああああ!!」
縄ブランコの要領でアカンベェの背後を取ると蹴りを入れ更に縄でグルグル巻きにし発火させた。
『アカンベェ〜〜〜』
サニーの奇抜な攻撃にアカンベェが混乱する。
そして
「いやぁ〜闘破に教えてもらった忍法が役に立つとは思わなかった」
なお今までの忍者アイテムは闘破の部屋から無断拝借した物である。
『アカンベェ!!』
サニーの攻撃から解放されたアカンベェは再びサニーに襲い掛かろうとするが・・・
『ア?アカ?アカンベェ〜』
急にお腹を押さえ悶絶し始めた。
「ど!どうしただわさ?」
「な?なんや?」
マジョリーナとサニーも何が起きているのかわからない。
すると
『アカン・・・ベェ!!』
と言った瞬間口から磁光真空剣を吐き出してしまった。
「な!何だわさ!!?」
何やら混乱するマジョリーナ。
その隙を逃さず磁光真空剣を拾い上げ背中に背負うサニー。
「どうやら磁光真空剣はお腹に悪いみたいやな・・・!!」
「くぬぬ!!」
サニーの言葉に額に筋を浮かべるマジョリーナ。
するとアカンベェが怒りのあまりサニーに飛び掛かった。
「うっひゃあああああああああ!!」
媒体を失っているのに磁光真空剣と同じ斬れ味の刀アカンベェ。
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