GGO・装備取得編
プロローグ
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条件って何?」
「条件はもしも大会で優勝したらマンションとかのお金をあっちが払ってくれるって話し」
「ああ、確かユイがそんなこと言ってたな。それで確か優勝したんだろ?」
「ああ、なんとかな」
ウィルスを知らないリズとシリカがいるためこのことは伏せた。それに、これ以上はユキや和人やアスナも心配させたくないのも理由だ。
「ええー、ただでさえゲツガ君とは別クラスなのにALOで会える時間が無くなったら登下校と昼食とエギルさんの店での一時間ぐらいしかないよ」
「十分多いじゃねえか」
和人がユキに突っ込んだ。それを苦笑いしながら見ているとアスナが言った。
「で、今度はどんなところに行くの?別のファンタジー系、それともBFOっていう格闘技を使うゲーム?」
「いや、今回はちょっと銃に関してのやつをやるつもり。GGOっていうやつだ」
「なんでやろうと思ったの?ゲツガ君、銃とか興味なかったでしょ?」
ユキが疑問を投げかけてくる。確かにいきなりファンタジーとかをやっていたのにこんな血なまぐさそうな世界に行くのは少しおかしくは思うだろう。
「銃に関しての興味はそこまでないよ。ただ、少しどんなゲームなのか調べてみたいのと、そのGGOってゲームに導入されているっていうゲームコイン現実還元システムってやつがどんなのかを確認するんだよ。それにせっかく買ったのに、一回もやらないなんて無駄だろ」
もちろんこれも本音だ。しかし、実際の理由は違う。
あの時、黒ローブの男に背中に当てられた思い金属のような物質のことを考えた結果、このゲームにいる可能性があると思ったからだ。あの感覚からして剣でもないなら他を考え、たぶん銃と予想した。
GGOに行って、黒ローブの男がいなかったら別にそれでよし。そして、もしもそいつを見つけた場合は、これ以上の被害を防ぐためにやつを倒さなければならないからだ。
「ふーん……ファンタジー系なら私も一緒にやろうかと思ったけど、射的とかそういう系は苦手だからやめとく……でも、たまにはちゃんとALOには来てね」
「わかってるって。そこまで長い間、ALOから抜けてると剣の感覚とか抜けたら困るからな」
そしてその後は世間話などの高校生らしい話をした後、チャイムが鳴りそれぞれの教室に戻るのであった。
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