GGO・装備取得編
プロローグ
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ALOサーバーの運営が変わり、アインクラッドが上空に浮かぶようになって一週間ぐらいが経ち、学校にもかなりなれた頃。いつもどおりのメンバーで外の庭園でシートを引いて昼食を取っていた。
「やっぱり、ゲツガ君が作ってくれる料理はおいしー」
ユキはそう言いながら自分の作った弁当を食べる。ユキのおいしそうな顔を見ると自然と頬が緩む。
「はいはい、こんなところで自分の彼氏を自慢しないの。彼氏のいないあたしたちに対するあてつけなの?」
「リズさんの言うとおりですよ!ここは学校なんですからユキさんも少しは考えるべきです!」
シリカとリズはユキに注意すると俺の弁当から玉子焼と唐揚げを抜き取って自分の口に頬張った。
「おい、二人とも。何で俺の弁当からおかずを取るんだよ。俺の昼飯を無くす気なのか?」
「あんたが悪いんでしょ。こんな美味しいご飯を作るから。しかも、アンタの玉子焼のほうが普通に美味しいし」
「そうですよ。あっ、この唐揚げ美味しい」
「それじゃあ、お前らは俺にまずい飯を作れって言うのかよ。つうか作ってくれてる親に謝れ」
「優、落ち着けって。いいじゃんか、おかずの一つや二つくらい」
そう言って和人も弁当箱に箸を伸ばしてきたので腕を掴んで止めた。
「そう言って何故お前も俺の弁当に箸を伸ばしてるんだカズ?お前にはアスナが作ってくれた弁当があるだろうが?」
「いやー、食い終わったけどまだ少し食べたりないからさー、つい」
「ついじゃねえよ。俺の昼飯がなくなるだろうが」
「そうだよ、キリト君。ゲツガ君はこの後もバイトがあるんだから取っちゃ悪いよ。私のもう少し上げるから」
アスナがそう言って自分の弁当を和人の方に差し出す。和人はアスナからもらったものをおいしそうに頬張った。
「アスナ、サンキューな。危うく、俺の弁当からおかずが無くなるところだったぜ」
「いいよ、この位。でも、本当にゲツガ君って料理上手だよねー。SAO内でもリアルでもやってるって聞いたときはちょっと疑ったけど、私が思っていたよりもずっと上手なんだもん」
「ほんと、あんたってあっちじゃそういう関係のことはからっきしって思ってたけど現実でも本当にここまで上手いなんてね。初めて食べた時は美味しいってのもあったけど、何か女のプライドみたいなものが壊れそうになりかけたのよね」
「あ、それわかります。こんなに美味しいものを作れる男性が身近にいると本当に自身を無くしちゃいますよ」
「そう?私はそういう偏見もともと持ってなかったからそこまでなかったけど。でも、いくらなんでも任せすぎはいけないかなと思ってるからたまにゲツガ君の家で料理を教わってるよ」
リズとシリカは少し自分を恨めしそうに見て話し
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