第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第46話:色んな趣味の人が居るのは解ってるけど、知り合いが騙されるのは……笑えるッス!
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迷惑をかけちまって!」
「いや……気にするな、済んだ事さ」
そう済んだ事なのさ……それより現在進行形の事態が面白くて耐えられない!
俺は慌てて家の外へ飛び出す!
もう耐えられなくなり、ビビアンさんの家から離れたところで笑い転げる。
何時かオーリンが真実を知る日が来る事を願って。
ウルフSIDE END
(ハバリア)
リュカSIDE
「ど、どうしたんだアイツ……?」
オーリンと呼ばれる男がウルフの行動に不思議がる。
まぁ当然だろう……今の恋人が元は男と知らずに付き合っているのだから。
とは言え感心しないなぁ……
人それぞれ趣味趣向があり色んな人生があるのだから、男の娘に対する偏見を持つのは良くないと思う。
後で叱った方が良いだろう。
「気にするな……アイツも色々あったんだ。それよりも僕の娘について情報を頂きたいのだが……」
「娘?」
「マリーちゃんの事よオーリン」
奴の膝の上に座るビビアンがイチャイチャしながら説明を入れる。
うん。イライラする……
「あぁ……あの生意気な女がアンタの娘なのか。子育てには気を付……」
オーリンの台詞を途中で遮り奴の頭を右手を掴むと、少し力を入れて呟く様に警告する。
「俺は怪我人だろうと遠慮しない……次に家族の事を侮辱したら、この役に立たない頭を握り潰すぞ!」
「うあぁあぁぁぁ! ご、ごめんなさい! もう言いません……娘さんの事を悪く言いません!」
馬鹿は泣きながら謝罪した。
ついムッとしてしまい脅しすぎたかもしれない……
だがお陰で色々情報を聞く事が出来た。
奴の頭から手を離すと、媚を売る様に色々な事を話してくれるオーリンとビビアン。
まぁ総合すると、キングレオの横暴を許せなくなったライアンという戦士が、色々情報を集めてお城に乗り込もうと画策しているらしい。
一緒に居るのはマリーだし、大事にならなければ良いけど……
被害を最小限に抑え、物事を解決出来れば良いのだけど……
あぁ……心配だ。
リュカSIDE END
(ハバリア)
シンSIDE
情報を仕入れに行ってたウルフさん達が、この町の宿屋に到着した。
先に俺達が部屋を確保しておいたので、各々の部屋に立ち寄る一行……
しかしウルフさんとリュカさんだけは違う行動をとる。
宿屋にあるラウンジに直行すると、ウルフさんを目の前にして説教を始めるリュカさん。
一体何があったのか解らず、ただお二人を見詰める俺が居る。
リューノちゃんに聞いても「ちょっと……ね」と言葉を濁すだけ。
「良いかウルフ……世の中には色んな人が居るんだ。その中には女の心を持ちながら、男の身体で生まれてきてしまう不幸な人も居る……」
ふ〜
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