追想〜舞い戻る聖騎士〜
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いたのではない。『知っていた』のだ
「・・・・・・・おいおい」
口の端を歪める男。
二刀一対の双刃。それでありながらシュピーゲルを凌駕する剣の腕。近接戦闘における純粋な技量の差。神速の踏み込みと腹を揺さぶる震動、・・・・・・・そして、翻るコートとテンガロンハット。そして不敵に煌めく漆黒の双の瞳。服装の色の違いはあれど、その全てをシュピーゲルは知っている・・・・・・・覚えている。
「しっかりしてくれよ。何かと出くわす度に剣を抜いてたんじゃ、そこらのMob(イカレ)と変わらんぜ」
起きる筈の無いことが起こっている。
いるはずのない男がここにいる。
「クラ、ディール・・・・・・・!?」
亡霊を見たが如く、その名を呟く。
伝説のPKKギルド、審判の騎士(ラダマンテュス)筆頭、白騎士のクラディールは、かつての戦友との世界を超えた再会に、昔と同じように飄々と笑んだ。
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