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遊戯王GX−音速の機械戦士−
−闇のデュエル−前編−
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してみると、足下に『サイバー・ブレイダー』が落ちていた。
「誰だか知らんが、誘ってるつもりか…!!」
サイバー・ブレイダーを拾い上げ、正面へ走った。

やがて、広いデュエル場に着いた。
開いた棺桶の中で、明日香が眠っている。
「明日香!?」
「彼女はぁ、深い闇の中に捕らわれてぇいるぅ。」
「誰だ!?」
声がした方を見ると、マスクをつけた黒コートの男が姿を現す。
「我が名は闇のデュエリストタイタン…あの者を救うには、私をデュエルで打ち負かさなければならない…」
「やってやる!!」
デュエルディスクを構える。
「ほう…威勢がいい…ならば行くぞ!」
「「デュエル!!」」
「さぁ、闇のゲームの始まりだ…」
「闇のゲームだと!?」
デュエルディスクに『後攻』と表示される。
「すぐに分かる…私の先行!ドロー!」
タイタンがデュエルコートからカードを引く。
「私はぁ、フィールド魔法、万魔殿−悪魔の巣窟−を発動!」
フィールド魔法が発動し、辺りが煙に包まれる。
「さしずめ、地獄の一丁目とでも言っておこうかぁ。更に、シャドウナイトデーモンを召喚!」
シャドウナイトデーモン
ATK2000
DEF1600
「カードを一枚伏せ、ターンエンド…貴様のターンだ、遊城十代ぃ。」
は?
「俺の名前…遊城十代じゃなくて黒崎遊矢なんだけど…」
空気が固まった。
「…遊城十代ではないのかぁ?」
「ああ。そもそもあんた、何の用?」
明日香の叫び声が聞こえて頭に血が上っていたが、冷静に考えれば、何やってんだ?
「私はぁ、ある人物から闇のデュエルで遊城十代を倒して欲しいという依頼を受けたのだぁ。」
「闇のデュエルに必要な千年アイテムはエジプトに埋まったと聞いたが。」
「いや、私のは本物だぁ。見ろ、これが7つの千年パズルの内の一つだぁ。」
「千年アイテムは7つとも別の形をしているんだが。」
この前の錬金術の授業でやってたな。
意外と奥が深いぞ。
錬金術。
「…見逃してくれんかぁ。」
「あー…この島から出て行き、明日香を解放してくれたらな。」
デュエル、中断。
「彼女なら薬で眠っているだけだぁ。今すぐ、お前に返そう。」
2人で棺桶の近くに行くと、煙りが酷くなった。
「ッ!?タイタンお前!!」
「ち、違うぅ!私は何もしていないぃ!!」
タイタンがそう言う間に、辺りは闇に包まれていく。
「何だ…何が起きてる…?」
「黒崎遊矢ぁ!あれを見ろぉ!!」
タイタンが指を指した方には、黒い泡がボコボコと吹き出ていた。
そして、こちらに向かって来る!!
「うおわァァァァァ!!」
眠っている明日香がいるので逃げられない!

その時、デッキが光ったような気がした。
いくら待っても黒い泡が来ることは無く、見てみると
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