一日目(4)
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
け?)を開いてみると、待ち受けがMTBだった。
趣味丸出しだな………じゃなくて
メールが届いていた。
それを開いて見ると悠哉からだった。
『トイレに蹲っている(笑)ヘタレな峰岸?代記君へ、君に朗報だ。安心していい、唐橋やクラスの皆は何も無かったかのように授業を受けている、授業の最初に欠席無しといっても疑われなかった。それくらいいつも通りだ。
僕は無言で両手に力を込めた。
ちなみにそのケータイは一万円以上する、決して壊さないように』
……………………
「ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」※突発性絶叫症候群発症中
なんなの?アイツは?どうゆう神経してるんだっての!なんで名字で疑問符を付けるんだ!あと代記は誤字だろ!!そして地味に空気扱いしてんじゃねぇ!!!
ぐぐぐと両手に力を込めるが、ケータイに負荷はかかっていない。
一万円というのは僕にとって、とても高額なのだった。
「あいつ等、どこまで人をおちょくったら気がすむんだ?」
ブ〜 ブ〜
ええい、しつこい!!
再び震えだしたケータイを床に叩きつけようとして腕を振り上げた
『そのケータイは一万円以上する、決して壊さないように』
…………………
ピタリと止まりゆっくりと腕を下ろす。
いちまんえんかぁ、そりゃ壊せないよ。
思わず涙が零れそうになったけどそれを堪えて再びケータイの画面を見てみるとまたしてもメールだった。しかも登録されてないのか送信者が誰か分からない。
そしてこのケータイは多分善則の物だろう、彼宛のメールかもしれない。
よし、読もう。
僕は迷わずそのメールを開いた。ん?プライバシーの侵害?ハッ、知ったことか。
『今このメールを開いてるのは峰岸君ですか?』
ん?なんだこのメール、名指しですか?
『はい、このけーたいはぼくのじゃないけど』
ぎこちない操作でその送信者に返信した。
するとまたしばらくしてケータイが震える
『よかった、私、唐橋だよ峰岸君、今授業休んでるけど大丈夫?』
【唐橋】何か見覚えのある名前だな………からはし………KA・RA・HA・SI!?
唐橋って唐橋さん!?あのエンジェルぷりちぃ唐橋さんでございますか??
どういうことだ?これは善則のケータイ(多分)でそれに僕宛に唐橋さんからのメールがきた……うん意味が分からない。
なんて考えている間に新しいメールが来る。
『萩原(悠哉)君から聞いたの、峰岸君が病気で落ち込んでるって』
………怒っていいのか感謝したほうがいいのか分からなくなってきたよ。
えっと、唐橋さんとメールできるという夢のようなシチュエーションを用意してくれたのは確実にあの二人
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ