暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
26話:再開は病室にて
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「―――ディケイド」

フェイトと戦う前に戦った、自らを“仮面ライダーディケイド”と名乗ったあの男。シグナムと剣を交わし、また姿を変え空で剣を交えた。

「あの男の剣、その奥に強い何かを感じた。とても強い……決意のようなものを。一撃一撃にその思いが込められていて、どれも重い一撃だった」

実際のところ彼の一撃を受けたシグナムの手は、フェイトと戦っている最中もずっと震えていたのだ。それ程に強く、重い剣だった。

「だが、我らにもやらればならない事がある。それを成すまでは、止まる訳にはいかない」
「……そうだな」

シグナムは腰をソファーから上げ、八神家の庭に繋がる窓へ歩いていく。その手には一冊の本―――闇の書があった。

「我ら、ヴォルケンリッター。騎士の誇りにかけて……必ず」

窓越しに空を見上げ、シグナムは小さくそう呟いた。

 
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