暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
26話:再開は病室にて
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に気づいた。
俺は軽く腕を振って、影響がないという事を見せつける。
「……また、無茶しちゃったんだね…」
それを見たなのはは、少し硬い表情をする。全くこいつは……
そう思いながら手を伸ばし、なのはの頭に乗せる。
「お前が暗くなってどうする。今回は俺のミス。お前が悩む必要はないの」
「でも……」
「口答えするやつにはこうだ」
あまり素直な返事を出してくれないので、俺は両手でなのはの髪をぐしゃぐしゃと荒っぽくかき回す。
「わわっ、ちょ、士君!ちょっと痛いよ〜!」
「痛くなるようにやってるんだ。当然だ」
「にゃ〜!」
「つ、士もその辺で…」
結局、この悪戯……基お仕置きはクロノが戻ってくるまで続いた。
いつもの服に着替え、次に向かった場所は……
「あっ」
「なのは、士、フェイト!」
「ユーノ君、アルフさん!」
なのはとフェイトのデバイス、レイジングハートとバルディッシュの修復を行っている場所。正確には「デバイスルーム」と呼ばれる場所らしい。
そこにいたのは、これまた会うのも半年ぶりのアルフと、クロノに無理矢理連れて行かれたユーノの姿だった。
「なのは、久しぶり!士も」
「なんで俺はいつもついでなのかね…」
「まぁまぁ、落ち込むところじゃないよ、士」
「黙れ、淫獣フェレットもどき」
「ひ、ひどい!クロノにもそこまで言われた事ないのに!」
とまぁ、再会のムードをぶち壊したユーノであった。
「壊したの士だよね!?」
「地の文を読むんじゃねぇよ、この淫獣フェレ―――」
「それまだ言うの!?」
さすがに泣き出しそうなので止めた。ユーノは耐久性に欠けるな……
そんな中、クロノの横にいたフェイトが、なんかの機械の上に浮いている待機状態の相棒の元へ歩いていく。
「バルディッシュ……ごめんね、私の力不足で」
「破損状況は?」
「……正直言って、あんまりよくない。今は自動修復をかけてるけど、基礎構造の修復が終わったら、一度再起動して部品交換とかしないと」
「つまり長い時間がかかるって訳か」
「そうだね」
ふむ…しかし二人がここまでやられるとはな……
「ねぇそういえばさぁ、あの連中の魔法って、なんか変じゃなかった?」
「あの連中?」
尻尾を振りながら、唐突にアルフが口を開いた。俺はその言葉の気になった部分を疑問形で聞いてみる。
「なのはを襲った奴らのことだよ。なのはがやられそうになって、私達が助けたんだけど、さらに二人の仲間がきて……」
「うん、話長そうだから後で聞く」
「聞いてきたのはそっちだろう!?」
「そうだな。彼等の使っている魔法は、おそらくベルカ式の魔法
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