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問題児たちが異世界から来るそうですよ?〜MEMORY〜
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ロストよ。忘れているかもしれんが挑戦に必要な証はそれだけではない。もう一つ必要だぞ」

「そういえば忘れてたよ。何処に行けばもう一つの証を持ってる人に会えるの?」

「それについては心配するな。もうすぐ来る」

 しばらく待っていると、三人の老婆が現れた。

 しかし、三人の老婆は普通の人間ではなく、三人で一つの目玉を持っていた。

「ワシらがもう一つの挑戦権の証を持つ、グライアイじゃ」

「えっと、僕の名前は・・・・・・」

「よい。既に聞いておる。ロストよ、ワシらはあまり他者と関わるのは好まん。手短にいくぞ。ワシらがおぬし提示するゲームは・・・・・・」

 目の前に“契約書類(ギアスロール)”が現れる。

『ギフトゲーム名“An eyeball can looked for”

・プレイヤー ロスト

・クリア条件
 湖に沈んだ挑戦権の証を手に入れる

・クリア方法
 日が沈むまでに見つけること。それ以降は湖に入ってはいけない

・敗北条件
 降参か、ゲーム開始から三回以上日が沈む

 宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、“ノーネーム”はギフトゲームに参加します。』

「じゃあ、探してくる」

「さっさと行け」

 シッシと、手を振るグライアイ。




 ロストが立ち去り、クラーケンとグライアイが残った。

「お前のゲームは相変わらずめんどくさいな」

「ぬしのゲームが単純過ぎなんじゃ」

「しかし、いつも同じゲームだなぁ。何でだ?」

「ワシらは目を湖に投げられた事があるからじゃ。皆同じ目に遭えばよい」

「そんな事だからめんどくさいんだよ。お前は」

「うるさい」

 人間なら肩を竦める様な雰囲気の仕種をして黙るクラーケン。

 グライアイはそんなクラーケンを無視した。





「湖に沈んだ挑戦権を探せって言われても・・・・・・」

 ロストがいる湖はかなり広くて深い。何の準備もせずに潜ったところで見つかる可能性は無いだろう。

 日はまだ高く時間はあり、ロストは考えながら湖の周りを歩く。

「試しにやってみるかな?」

 クラーケンを倒した弓を取り出す。姿も変化し湖を見据える。

「『紅の血が、世界を穿つ』」

 弓の力を解放する言霊を呟く。自分の腕の血を弓に与え弦を引き絞る。そして・・・・・・放つ!

 何本もの赤い矢が湖に放たれるが、大量の水を弾いたがただそれだけで終わった。

「チッ、無理か。やはり力技で湖の底までは見えないか。・・・・・・だが」

 クリアの糸口は掴んだ。

 弓を仕舞い、衣を出す。姿がまた変化する。

「思ったより簡単なゲームだったわ。弾き飛ばせ『拒
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