第60話 少年と魔人と馬鹿が来るようです
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。悪くない判断だけれど!」
ゴパッ!!
「(最大加速―――――――!!!)」
タカミチが僕が飛んだのを見て、上に超火力拳を撃って来る。
徐々に近づいて来るけれど・・・・逃げ切った!
「(200m弱……十分、魔法の射程内だ。安心は出来ないけれど!)
"ラス・テル マ・スキル マギステル" 影の地統ぶる者 スカサハの我が手に授けん
三十の棘もつ霊しき槍を!続け、我が手に来たれ雷帝の槍 我が敵を穿て冥薙の真!
『迸る雷霆の腕』!『雷の投擲』!」
「何をするかと思ったら、上空からの投擲……?『三将大槍無音拳』!」
ドドドン!!!
タカミチは三本の拳圧を、三本の槍に向かって撃つ。けれど、槍は拳圧を切り裂いて地上へ降る。
「――!驚いたけれど、当たると思ったのかい?」
「それを当てるんだよ……!!『風精召喚・剣を執る戦友』!『戒めの風矢』!」
「この程度……!『百連閃鏃無音拳』!!」
雷槍を越して、風矢と風精がタカミチを捕えに飛んで行く。当然の如く全部撃ち落とされるけれど―――
「『弾けろ!』」
バァン!!
「な……くっ!」
「最大加速、『風精多重召喚・剣を執る戦友』!」
槍を爆発させて、閃光弾の代わりにする。
『戒めの風矢』を遅延させ、風精を護りに従えて地上へ全速で下りる。
「やるね……でも!『七条大槍無音拳』!!」
「(一つでも消せれば……!)『迎え撃て!』」
ドンッ!
風精を48体使って、拳圧を一本消す。そこを抜けて、タカミチの懐へ入る―――!!
「『解放』!」
ギュルルルルルルルル!
「ぐっ!」
「"ラス・テル マ・スキル マギステル!" 来たれ雷精 風の精!雷を纏いて吹けよ南洋の嵐
『雷の暴風』!!!」
ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
『戒めの風矢』を受けて動けない所に、大魔法直撃!!した、筈・・・・・・。
煙が晴れると、そこには―――
『デ ス メ ガ ネ ダゥゥゥゥウウウウウウウウウウン!!』
「ハ、ハ、参ったね……。」
『アレで意識あるとかなんなんだぁぁぁーー!?カウント、1! 2! 3! 4!』
ボロボロになって、倒れているタカミチが。これで立たれたら、どうしようかなぁ・・・。
「……完璧に負けたよ、僕の負けだ。」
『6!と、高畑選手降参!!ネギ選手の勝利だああ
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