第59話 少年達は一歩進むようです
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れる。
けど、虎はもう融合状態になっとったし無傷やろ。
「無傷とは少々傷つきますわ……。"エル・デル・ケルク・ヘルネルド" 『穿て、聖者の列』!」
「神虎、右手・・・。『蒼炎虎撃 右ノ光線』!」
アリアはんが虎を手足に宿して、上から降って来た光の柱を蒼い炎で逆に消し飛ばす。
「"エル・デル・ケルク・ヘルネルド" 集え光輝 消え去れ闇夜 サンタ・マリアの名の元に!
『全ての不義に鉄鎚を』!!」
カッ――――――!!
「神虎、皆・・・。『翼族流奥義ノ天 翼獣王』。」
schlgruaaaaaaaaaaaaaaa――――!!
ガゴォオォォオォォォオォオオォオッ!!
しずなはんの十字架とアリアはんの翼の生えた何かがぶつかって、ステージの半分が蒸発しよった。
・・・にも拘らず、あの二人無傷やねんけど。
「あら……わたくしの最強の一撃を受けて無傷とは。これでは、勝てる気がしませんわ。
わたくしの負けですわ。」
Side out
―――――――――――――――――――――――――――――
「で、言ったら消えてもうた……っちゅー感じや。」
「ふーむ、成程……。ウチに馴染んでる以上、一般人じゃないと思ってたが……。
"天"と相討ちした時点で、エヴァクラスの力はあるな。」
俺の魔法と何かの魔術の混合術式・・・?
だが俺の魔法は創ったモノだから、解析には強化魔法でも十数年、最上級魔法なんて百年単位の時間がかかる筈。
「『魔炎奥義 "天拳"』!!」
「『神鳴流最終決戦奥義 氷帝剣』!!」
ザッ シュゥゥゥゥ――――――
考えている間にも、二人の戦いは佳境に入ったようだ。
もみじの炎の拳を刀子の氷の剣が斬り裂き、同時に氷が蒸発、大量の霧が発生する。
「(通常なら刀子が"霧化"、周囲の霧と同化して掛け値無しの全範囲攻撃で終わりだ。
が、相性が無いな。)」
「『霧化』!」
サァ――
「……それを待っていたよ。『炎陣 "爆"』!」
ドゥッ!!
もみじが霧内に炎の球を大量に形成し、爆発させる。周囲の温度が上昇し、霧が全て蒸発する。
「ぐっ………!!しまっ―――」
ゴゥッ
「……………。」
「……参りました。」
刀子は一瞬早く気付き霧化を解き一緒に蒸発するのを防ぐが、無理な解除により体勢を崩す。
そこにもみじが炎剣を突き付け、戦いが終わる。
「次は……タカミチとエヴァか。………ダメだな。間違いなくタカミチの攻撃が当たっちまう。」
「アンタは相変わらず過保護かいな!!って、今までのは
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