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少年は魔人になるようです
第57話 戦場は地獄行脚になるようです
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ぁー!!犬っぽいぞ!?』

「……参る。」

「雰囲気変わり過ぎじゃないかネ!っとぉ!?」

『今度はもみじ選手のラッシュ!だ が!!古菲選手押されて行く!ステージの端まで来てしまったぞ!!』


ステージは15m×15mの能舞台。古菲は拳と蹴りだったが、もみじは手足にケルベロスが顕現している為、

受け流すのにも限界が出てくる。


「―――壊れちゃえ。『番犬の(ケルベラス)魔炎(フォライバー)』!」
ゴゥ!! ォォォォオオオオオオオオオオン!!
「フッ、ああああああああああ!!」


もみじの犬型の魔炎と、古菲の渾身の一撃がぶつかり合う。

が、それは一瞬拮抗した後、悲鳴を許さず古菲を飲み込む。


『古菲選手ダウゥゥーーン!!と、気絶しております!もみじ選手の勝利です!』

「……戦闘解除、通常状態へ移行。」


もみじが普段の姿に戻り、ステージを後にする。

――言い忘れていたが、会場周辺にかけられている認識阻害は"魔法=麻帆良技術部の新技術"となる。

不審に思われない為に、パレードに色々参加させておいた。


『さぁ、何故か女の子対決が続いておりましたが、次はオジサン登場!

デスメガネVSバカレッド・神楽坂明日菜だーー!!』

「やれやれ、オジサンなんて酷いなぁ。」


まず、タカミチがステージに現れた。

普段通りにこやかに笑ってるが、よく見ると体の近く、ほんの数ミリが空間が歪んでいる。


「(()る気が隠し切れていないな……。精神統一やらせるか。)

つーか、明日菜じゃ相手にならんだろうな。」

「お待たせしました!すいません!」

『両者揃いました!それでは第三回戦―――ファイッ!!』
ゴゥッ!
「ハァァァアァァ!!」

「なっ、ぐぅ――――――!!!」


一瞬で咸卦法を完成させると、タカミチに殴りかかる。そして、その使っている武術は・・・王家の技。


「(バカな、記憶が戻って――いや、何も兆候は無かった。)」

『おぉっと明日菜選手!"デスメガネ"相手に押す、押す!タカミチ選手、防御に回るしかなーーーい!!』


「(これは、確かアリカさんも使っていた王家の武術!何故明日菜君が使えるんだ!?)」

「まだまだぁぁぁぁぁぁ!!っハァ!!」


流石に、タカミチも動揺を隠せないか・・・・。魔法無効化も働いているし、一体―――!?


「厄介だね……。でも、僕だって負けられないんだよ!」
ドゴッ!
「ぐっ!!」


タカミチの一撃により、アスナは距離を離された。

慌てて距離を戻そうとするが、その前にタカミチが仕掛ける。


「何をしたかは知らないが…
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