第56話 二回目は比較的平和なようです
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ュータか。
愁磨さんだからてっきり、オーバーテクノロジーばっかりな物かと思った。
「ネギくーーん!」
「あ、まき絵さんですわ。ようやく順番回ってきましたのね。」
「ですね。まき絵さーーん!頑張ってくださーーーい!!」
曲が流れ始めて、まき絵さんが演技を始める。小太郎君はあまり興味なさげにあくびしてた。
「しゅたっ!どうだった?私の演技!」
「ハイ、凄くよかったです!元気なまき絵さんらしくて、カッコよくて綺麗でした!」
「そ、そこまで言われると照れるなぁ。
あ、それじゃ私は部活の方があるから!じゃねーーねーーー!」
挨拶する間もなく走って行ってしまうまき絵さん。元気だなぁ。
「せわしない姉ちゃんやなぁ。」
「概ね同意しますけれど、声に出さない方がよろしいですわ。
わたくしは打ち上げの準備に参りますけれど、先生達は?」
「僕達はもう少し回ってから行きます。」
「私は委員長についてくぜ。」
「そうですか。それでは先生、小太郎君。またあとで。」
パソコンを持っていこうとする千雨さんに寮まで持っていくと断り、二人を見送る。
これ、すっごい重いし。
「よっしゃ!これで一日目コンプリートやな!!
………ああ、そう言やまだ修行が残っとったような…………。」
「き、今日くらいは……って思いたいけど。
こっちに来れば、夜までだから……2日は休めるよ?」
「ほー、そっちはそんなもんか。こっちなんてなぁ――やめとこ。言うだけで疲れるわ。」
深く溜息をつく小太郎君と一緒に、いつもの所まで行き、
ダイオラマ球に入る。
明日はようやく、大会だ!――けれど、今は寝ておこう。
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