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少年は魔人になるようです
第55話 初日はデートと騒ぎで潰れるようです
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「い、いえ、そんな!かわいいなんてそんな、あ、ありがとうございまひゅ……。」


『とりあえず服は褒めとけ。あと髪型も。』

と言われたので、若干条件反射もありましたが、言って正解だったようです。

ずっと顔を赤くしているのどかさんは、純粋に可愛いと思えました。


「あのー、私、古本市に行ってみたいんですがー……。」

「あ、いいですね!僕も古本市に行きたかったんです。」


行き先が決まったので、古本市が開かれてる図書館島へ歩き始めた。

そして、ここから始まる尾行と逃走と追走(カオス)の事は、表の人も裏の人も知らなかった。

Side out

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subSide ―――

「ククク、いい感じじゃないか。流石ネギだ。」

「おや……愁磨さん。なにをしているんだい?」

「おお、真名。あれ見ろあれ。」


愁磨を見つけ、一緒に脇道にしゃがみ、ネギとのどかを見つける真名。

『何やっているんだこの人は』という冷やかな目を向けられて若干ゾクゾクしている事は、

愁磨本人以外知らない事である。


「しかし、古本市とは渋いデートコースだね。あの二人らしいと言えばらしいけれど。」

「趣味が合って喜ぶべきか、枯れてると言うべきか……あっ、押し倒した!

いかがわしい本見た直後に押し倒すとは……。」

「やるじゃないか、宮崎。知識だけで、実践では弱いタイプだと思ったんだけどね。」


何だかんだ言いつつも、盗み見を楽しんでいる真名。

と、ネギ達の所へ高音・佐倉コンビが現れ、告白危険度検知器(?)を使い、

のどかが危険区域で告白しそうだと騒ぎ、のどかを連れて行こうとする。


「あっ、痛っ……。ね、ネギせんせー。」

「―――逃げましょう、のどかさん!!」

「ま、待ちなさいネギ先生!!」

「『告白注意生徒が逃走しました!至急応援お願いします!場所は――』」


「フッ、愛の逃避行か。若いねぇ。」(ズゾー

「ホルモンが溢れてやすねぇ。」(ズゾー

「あ、愁磨はん見つけた!って………なにしとるん?」

「ホッホッホ、木乃香さん。年寄りは番茶飲んで、若いモンを眺めてるのだよ。」


いつの間にか炬燵・みかん・番茶を出しまったりしていた所に、木乃香が現れる。

そしてネギは、『修羅の息吹』全開で逃げて行った。


――普通の人間になら、「ワイヤーアクションです」で了解しただろうが、

のどかは修学旅行時に少しだけ、こちら側に足を踏み入れてしまっていた。故に。


「ね、ネギせんせー……今のは……?」

「えーっと、し、CGとワイヤーアク
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