暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第54話 魔人と少年の一日は長いようです
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ホン。すいません、取り乱しました。」

「お、おう。」


偶におかしくなるからそんなに気にしないんだけどな・・・。

今日は輪をかけておかしかったけど・・・なんなんだってばよ?


―――――――――――――――――――――――――――――
subSide 刹那

「すいません、取り乱しました。」

「お、おう。」


本来ならクラスの喫茶店を手伝っている時間、私は愁磨さんと会っていました。

『大丈夫大丈夫、私に任せて。せっちゃんは愁磨はんとデートして来てぇな!』

と、このちゃんが変な気を回し、仕方なく・・・仕方なくですよ!?

仕方なく愁磨さんを探し、見つけたのですが・・・・・。


「(なんで普通()の恰好をしているんですか!?

あのヒラヒラしたのならまだ良かったのに!緊張するじゃないですか!!)」

「あの、刹那さん?悶えてないで用事を言ってくれませんか?」

「あぅ!?す、すみません……。あの、その仮装、とても似合ってます。」

「ありがとう……?刹那も似合ってるぞ、タキシード。」

「え、あ!?あ、ありがとう、ございます……。」


男装のまま来てしまいました!?うぅ、せめて着替えてから来るべきでした・・・。

でもでも、似合ってるんだったらいいですよ、ね?


「もとい、なんか用か?見回りしかないし、付き合っても良いけど。」

「つ、つきあ!?(いえいえいえ、違いますって。)わ、私も暇日までして!

出来ればついて行きたいな〜と。思ったり、思わなかったり……。」

「? ? ?……まぁ、いいけどさ。じゃあ適当に歩くか。」

「は、はい!」


やった、やった!愁磨さんはそんな気ないでしょうけど、一応デートになります、よね?

見てて、このちゃん!きっと上手くやって見せるで!


「……置いてくぞ?」

「あ、ま、待ってくださいーー!!」


た、多分、上手くやって見せる・・・で?

Side out
―――――――――――――――――――――――――――――


「あぁっ!?また負けた!」

「フッフッフ。俺に勝とうなんて500年早いぜ、刹那さん?」


刹那と合流してから二時間、俺達は完全に学園祭を楽しんでいた。

1mもある綿飴や顔の二倍あるリンゴ飴、SR(スナイパーライフル)やRPG(not実弾)を使う射的、

金魚すくい・・・"純金"でできた魚をすくったりは可愛い方で。


「運転するのが部員とは言え、戦車だの戦闘機に試乗させたり、

ペイント弾とは言え、中庭を密林化させて実銃使ったサバゲーとか……。」

「空を飛部の上空2000mからのバンジージャ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ