第54話 魔人と少年の一日は長いようです
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ホン。すいません、取り乱しました。」
「お、おう。」
偶におかしくなるからそんなに気にしないんだけどな・・・。
今日は輪をかけておかしかったけど・・・なんなんだってばよ?
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subSide 刹那
「すいません、取り乱しました。」
「お、おう。」
本来ならクラスの喫茶店を手伝っている時間、私は愁磨さんと会っていました。
『大丈夫大丈夫、私に任せて。せっちゃんは愁磨はんとデートして来てぇな!』
と、このちゃんが変な気を回し、仕方なく・・・仕方なくですよ!?
仕方なく愁磨さんを探し、見つけたのですが・・・・・。
「(なんで普通の恰好をしているんですか!?
あのヒラヒラしたのならまだ良かったのに!緊張するじゃないですか!!)」
「あの、刹那さん?悶えてないで用事を言ってくれませんか?」
「あぅ!?す、すみません……。あの、その仮装、とても似合ってます。」
「ありがとう……?刹那も似合ってるぞ、タキシード。」
「え、あ!?あ、ありがとう、ございます……。」
男装のまま来てしまいました!?うぅ、せめて着替えてから来るべきでした・・・。
でもでも、似合ってるんだったらいいですよ、ね?
「もとい、なんか用か?見回りしかないし、付き合っても良いけど。」
「つ、つきあ!?(いえいえいえ、違いますって。)わ、私も暇日までして!
出来ればついて行きたいな〜と。思ったり、思わなかったり……。」
「? ? ?……まぁ、いいけどさ。じゃあ適当に歩くか。」
「は、はい!」
やった、やった!愁磨さんはそんな気ないでしょうけど、一応デートになります、よね?
見てて、このちゃん!きっと上手くやって見せるで!
「……置いてくぞ?」
「あ、ま、待ってくださいーー!!」
た、多分、上手くやって見せる・・・で?
Side out
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「あぁっ!?また負けた!」
「フッフッフ。俺に勝とうなんて500年早いぜ、刹那さん?」
刹那と合流してから二時間、俺達は完全に学園祭を楽しんでいた。
1mもある綿飴や顔の二倍あるリンゴ飴、SRやRPG(not実弾)を使う射的、
金魚すくい・・・"純金"でできた魚をすくったりは可愛い方で。
「運転するのが部員とは言え、戦車だの戦闘機に試乗させたり、
ペイント弾とは言え、中庭を密林化させて実銃使ったサバゲーとか……。」
「空を飛部の上空2000mからのバンジージャ
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