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少年は魔人になるようです
第54話 魔人と少年の一日は長いようです
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あり、地雷にも使える技である。


「と、言っておかないと味方にもすっごく危ない技なんだ。」

「先に言えやボケ!死ぬわ!!」

「アッハッハ!ネギ坊主もえげつない技覚えてるネ。」

「いや、あの……。学園長先生が考えた技で……。それは置いておいて。

超さんはなんで追われていたんですか?」



「(む、『魔法の射手(サギタ・マギカ)』!?敵にも魔法使いがいます。)」

「(24体いた使い魔が一瞬で……。なかなかの手練かと。)」

「(ふむ、要注意人物の補導だけかと思ったら予想外の展開だなぁ……。)

まさか、アーカード達じゃないだろうな……。(よし、三方から囲むぞ。散開!)」



「そないな事後や、囲まれとる。あっちは三人、こっちも一応は三人やで。どうする?」

「……小太郎君は超さんを守りつつ屋根の上に居る人を。残りは僕に任せてください。」

「ええかっこしぃが……。まぁ、楽出来るしええわ。」

「うし、行きまっせアニキ!『念波妨害(インテルファーティオー)』!」


いつの間にか居たカモが敵の念波を妨害し、ネギは雑踏の中に飛び込む。

『修羅の息吹』を使い一気に近づくと手首を掴み、もう一人の方へ投げ飛ばす。


「お、お姉さ、ふぁあっ!?」
ドサッ
「ふぎゃっ!?いったたた……。やりました、わね……?」

「エクサル………あ、あれ?」


「『我流――――うりゅ?」

「い、犬上君……?」

………
……


「どう言う事ですか、ガンドルフィーニ先生!!」

「それはこちらの台詞だよ、ネギ先生。君は何をやっているか分かっているのかい?

超問題児の超 鈴音を庇うだなんて。」

「ちょ、超問題児……?」


数分後、ネギは小太郎と一緒に来たガンドルフィーニに事情を聞こうとしたが、逆に聞かれ、答えに扮した。

ネギが持っている超の情報では、超 鈴音が"超問題児"とは成り得なかったからだ。


「成程、その様子では超 鈴音の事を聞いていないようだね……。

では私達に任せて貰おうか。着いてきなさい、超 鈴音。」
ガシッ
「あたた……。ね、ネギ坊主ぅ〜。」
ガシッ
「ちょ、待ってください!!超さんになにをする気なんですか!?」

「まだ決まってはいませんが……。恐らく、記憶を消す事になるかと思います。」


生徒の記憶を消される――ネギは当然憤慨したが、

超が再三に渡る警告を無視していた事・魔法の隠匿・自身の隠匿が不行届きである事を突かれ、

言葉が出なくなった。


「そんな、でも……。」

「分かったね?超君は渡して貰うよ。」

「アハハ、気にするなネギ坊主。私が
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