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少年は魔人になるようです
第53話 少年は黒幕たちと遭遇するようです
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我する』ってのが、

年月を経て『こっち側に関わると怪我をする』ってなっちまってな。」

「なるほどのう、優しい子じゃからな……。」

「それで、どうするんだい?このままネカネさんを引き入れるのは簡単だけど、

アリアが拗ねちゃうんじゃないかい?」

「そ れ だ け は い や だ !」

「子煩悩め……。」


『七つの大罪』を渡せば安全面では問題はほぼ解決だけど・・・。

俺が守るって言っても、逆効果か。うぅーん。とりあえず、ネカネに話をしてからか。


「ネカネ、おーい、起きろ。ネカネちゃーん、起きてくださーーい。」

「ぅ……うぅん……。あ、愁磨さん、おはようございます……。

あれ?愁磨さん?あれ……?」


ソファに寝かされていたネカネを起こすと、俺を不思議そうな目で見てきた。

忘れてたが、俺の四肢ぶっ飛んだの見て気絶したんだったな。


「ネカネ。お前に、俺達について来るための力をやる。ただし、あくまで自衛の為だ。

アリアに怒られるからな。」

「あ……そう、でしたね……。分かりました、アリアちゃんの事は私に任せてください!

ずっと喋らないと、とは思ってたんです。」

「そうか……ありがとな、ネカネ。」


だけど、ネカネにだけは任せられない。・・・渡したら絶対怒られるし。絶対怒られるし。


「じゃあ、ハイこれ。」

「あ、はい。これは?」

「地獄の王、俗に言う魔王の力の源の一部だ。

使えば全部のパラメーターが四段階は上がる代物でな。制約とかは取っ払ったから

気にしないで使える。」

「さ、さらっとこう言うの渡すのやめてください!愁磨さん達と違って、私は普通なんですから!」

「その普通じゃないの相手に言うね。全く、ここのパーティには癖の悪いのしか来ない。」


クックック、と俺みたいに笑いつつ毒を吐く真名。

そりゃ、普通の奴なんて来ても面白くないからな。


「さて……明日からついに学祭本番だ。楽しみだなぁ。」

「ネギ、ごめんね……。」


戦闘の修行は良いが・・・従姉を相手にした時に、果たして全力を出せるかな?ネギ。

Side out


――翌日


Side ネギ

ドンドン! ドン!

『レディースエェェンドジェントルメーン!本日は例年通り絶好の晴れ!圧倒的、晴れ!

今日から三日間、最初からクライマックスで行きましょう!!

それでは麻帆良祭、開催でーーーーーーす!!』

ヒュゥン ヒュゥン!!


花火が上がり、空を飛部(改名愁磨さん)が飛行機でショーを始め、パレードが進行する。

昨日とは世界が変わったみたいに人が押し寄せ
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