暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第51話 前夜祭にキャストが揃うようです
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ただけの筈だった。なのに女装させられた。

・・・わ、訳が分からないと思うけど、僕も何が起こったのかわから――


「いや、当然だろ。『男装"女装"喫茶』なんだから。」


そう、ここは『男装"女装"喫茶』。女子校であるここで何故"女装"なのか?

女性が女装をしてもそれは女装とは言わない。

すなわち女装とは男性が女性の恰好をするから女装な訳であって・・・・・・。


「あの時の衝撃が強すぎて、脳が理解を拒否していました……。」

「俺は嫌いじゃないから良いけどなー♪」

「愁磨先生!こっち!こっちも着て!!」

「だめよ、シュウには絶対こっちが似合うわ!」

「ネギ君にはこれよ!絶対!!」

「それも良いけれど、私はこれを推すわ!」


すっかり着せ替え人形と化している僕と愁磨さん。

いつの間にかノワールさんも参戦していて、もうどうにも止まらない。

と言うか店は良いんですか!?


「いいのよ、メイン二人を妄想しながら待たせてあるから。」

「僕達がメインなんですか!?」

「まぁ、31:2じゃこっちがメインだろうなー。お、流石ノワール。よっし、これに決めた!」


それにしてもこの人、ノリノリである・・・・・・。

ああ、そうか。楽しんだ者勝ちって言うのはある意味、諦めろって事なのか。


「じゃあ僕は、こっちにします!!」

「のって来た!?良いよネギ君、その調子だ!!」


ああ、お姉ちゃん、スタンさん・・・僕はもうダメみたいです・・・。

Side out

―――――――――――――――――――――――――――――
Side ???

「やっとついたわ……。」


ノワールさんに後押しされながらも、決心するまで一か月以上かかってしまいました。

門を見上げるとそれはまるで凱旋門のようで、中はパレードとか出店とか飛行船まで飛んでいて。

ネギの手紙に書いてあったお祭りが始まってしまっているようでした。


「まえ、よる、ま……つり。

えーと、これって関係者だけでやるお祭りだったわよね……。」


外部の人間は入っちゃダメらしいけれど・・・・。ここまで来たからには、待てないわ!!


「ネカネ、参ります!!」


目指すのは、手紙に書いていた―――3-A。


Side out

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ