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少年は魔人になるようです
第51話 前夜祭にキャストが揃うようです
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ですから。」


この制度自体は、数年前からのものらしい。

・・・愁磨さんが新田先生を説得したから、もう止められなかったって。

学園長先生がいつか泣きながら言ってた。


「私、あの頃の事よく覚えてないのよねー。まぁ小さかったし。

でもビックリしたのは覚えてるわよ?

いきなり『今から学園祭の準備です!』って先生が入って来てさー。」

「あ、アハハハハ。それは大変でしたね……。」


・・・それにしても、愁磨さんが静かすぎる気がする。

一か月以上、普通に学園生活をしてるだけ・・・。動くんなら、もう動いてるは―――


「誰だ!?」

「へ?」

「………………おやおや、我輩とした事が見つかってしまったよ。

いやいやしかし、ふぅむ。先のある少年だ。」


地面から音もなくスゥ、と出てきた男性。

半分が白、もう半分が黒と金の妙な服を着て、長めの太刀を持ってる。

なんだか派手だけど、あれは・・・・・鎧?


「驚かせたのならすまなかったね。君たちに危害を加えるつもりはないのだよ。

どうも祭りに目が無くてね、つい地獄から来てしまったのだよ。」

「は………地獄?」

「いやいや、気にしないでくれたまえ。

では、失礼するよ。ネギ・スプリングフィールド君。」

「え、待て!!」


当然呼び止められるはずもなく、現れた時と同じように地面に消えてしまった。

地獄・・・・・・って、まさか愁磨さんの仲間?


「にしては……。」

「ちょっと、アレよね。怖いって言うか、なんて言うか……。らしくない?」

「ですね……。僕も同じ気持ちです。」


とにかく―――学園祭で、また何か起こるのは確かだ。

それまでに、もっと強くならないと!


―――――――――――――――――――――――――――――
subSide 超


「くぉら!出ちゃダメ言うたアルヨ!」

「いやいや申し訳ない。久方ぶりの現だったのでね。私とて気持ちが幾分か高まってしまってね。」


クツクツと嗤う偉人。

魂だけで、肉体は完全な世界樹の魔力を持ってしテ、ようやく維持出来るだけの存在。

仮初とは言え感覚のある肉体が崩れ落ちつつも嗤っていル・・・・・。

流石は"創造主"の友ネ。


「とにかク!世界樹が完全ニ働くまでここを離れちゃだめヨ!!」

「ああ、ああ、分かったとも。肉体が崩れるなど、私とて我慢ならん感覚なのでね。」

「ふゥハハハハハ!!ぅおぉちたモノよなぁ、松永ぁ。

こぉぉんな小娘に叱り飛ばされるとはぁ!」

「全く……。絶対、愁磨殿に笑われてしまうよなぁ、信長公。」

「まぁぁっ
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